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ガールズ&パンツァ― 知波単学園改革記
第二話 対決です!
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できないんすよ!自分で見て、触れて、食べて覚えてください!」
「食べるのは好きだよ?」
「作るのも好きになってください!」

 千冬は小百合に手を引かれながらスーパーの中へ入っていった。




 二人は買い物が終わり知波単学園女子寮に戻ると早速料理を作る準備に入った。千冬も嫌々ながら料理を手伝っていた。

「姐さんは包丁の使い方だけは、うまいっすからね〜」
「それ嫌味で言ってるでしょ?」
「褒めてるんですよ〜!さあもっと早くキャベツを切って!」
「そっちはただ揚げてるだけじゃん!わたしもそっちやりたい!」
「揚げるってすごく難しいんですよ?マスターするのに最低五年はかかりますよ?それでもやりたいんすか?」
「あ、やっぱりいいです………」


 そんなこんなでできたトンカツを食べ終わった千冬は、後片付けを小百合に任せて三日後の試合に備えて作戦を考えていた。

「ん〜……どうやって倒そう?一対一だしな〜……待ち伏せしようかな?機動戦?それとも落とし穴作ってそこに落とす?ん〜…………」
「落とし穴に落とすのはさすがにやりすぎですよ。ここは『栗林流』らしい戦い方をすればいいんですよ」

 千冬が悩んでいると後片付けが終わった小百合がやってきた。

「でも『栗林流』を知っている相手だからね……どう倒そうか悩んじゃうよ」

 千冬の言葉に小百合ははっきりと答えた。

「だったら姐さんの『栗林流』を見せればいいんですよ。山口って奴もその方が喜びそうだし」
「先輩たちは見に来るかな?」
「西隊長は来るでしょう。あ、あの人に試合の審判を頼めばいいんじゃないですかね?西隊長が見に来るなら他の先輩やら部員が来ますよ?」

 小百合の言葉に何かを思いついた千冬はニヤリと笑いながら言った。

「じゃあ……知波単がやった事がない戦い方をやろう!」







翌日。



「西隊長、ご相談があります」
「相談?昨日の話の事か?」
「いえ、実は山口多代殿から二日後に試合を申し込まれたのでその許可を頂きに参りました」
「あの山口が試合を申し込んできだ……山口はサボってばかりだったのにどうして急に……」

 西は顎に手を当て考え始めたが千冬がその問に答えた。

「おそらく私の昨日の発言が原因でしょう。直接試合をして確かめようとしているのでしょう」

 千冬の答えに西は納得するように頷き、千冬に向けて話し始めた。

「わたしも突撃だけでは足りないと思っていたのだが、栗林は色んなことを考えているのだな……」
「西隊長……」
「栗林はなんであんな事を思いつけるんだ?わたしはそれが羨ましく思うよ……」
「広い視野を持てば西隊長だって思いつけますよ」
「そうかな?」
「そ
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