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Muv-Luv Alternative 帝国近衛師団
第七話
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ードを打つ手を止め、何かを書き、また打ち始める。これを繰り返していた。
そしてしばらく経つと、完全に手が止まり、顔を天に向けてしまった。
「こんなもんかな〜?」
少年、成仁は一人呟き、パソコンの画面に目を向けた。
「ん〜〜〜。やっぱり試作機止まりだね。技術習得のために詰め込みすぎた」
そう言うと、成仁はマウスを動かし違うファイルを開いた。
「こっちは今の技術でも出来るけど……。量産には時間がかかるよね〜。でも連装砲だから火力あるし、戦車だからラインにさえ乗せれれば大丈夫か」
そう結論づけるとそのファイルを閉じてまた別のファイルを開いた。
「これは理論は確立したけど……実際に照射されるまでは分からない。しかも今のままだったらコスト面が酷い。何とかしないと」
そう言うとまた違うファイルを開いた。
「ん〜〜〜。やっぱりホバークラフトの方が移動しやすいよね。海も陸も移動できるし、結構大きいの作れるしこれは大丈夫」
そしてファイルを閉じて最初に開いておいたファイルに戻った。
「………不安だ。不安でしかない。人類史上初めての試みが盛り沢山だなぁ……」
そのファイルに表示されているのは、人型の兵器ではあるが、現在開発中のモビルスーツとは違いモノアイではなく、デュアルアイであった。そしてその他にも銃のような物に筒型の棒のような物、それに盾が映し出されていた。
「自然環境にどのような影響を与えるのかも、試験しないといけないし、人体への影響も考慮しないと……」
そう言うと成仁はファイルを閉じた。そしてパソコンの電源を落とし、部屋を出て行った。
向かった先は格納庫だった。そこには一体の巨人が佇んでいた。
モノアイには光がなく、ただじっとしており動かない。
01式と比べると全体的にスマートになり、より人型に近い。
「明日は起動実験。ちゃんと動いてね」
そう成仁は巨人に言った。その表情はとても楽しそうであった。
1988年
日本、教育基本法全面改正。
衛士の育成を主眼に置いた全面的な法改正。
義務教育科目の切り捨てや大学の学部統廃合が始まる。
国連、トライアッド演習実施。
国連宇宙総軍と米国戦略軌道軍は光線属種の迎撃基準を検証するための物質投下試験を合同で実施。積載物の内容に関らず、落着予測地点付近の重光線級のみが迎撃を行い、一定距離以遠では一切反応しないことが判明。詳細原理は不明ながらも、低軌道衛星、HSSTの定常的な配備を大きく後押しする結果となる。
米国、国連に次期オルタネイティヴ計画案を提示。
オルタネイティヴ3に見切りを付けた米国が次期予備計画の招集を待たず、新型爆弾(
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