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風魔の小次郎 風魔血風録
32部分:第四話 白い羽根の男その一
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けで語るのだった。その右目から剣呑な光を放っている。
「思う存分暴れてやろう」
「わかった。では私は一旦夜叉姫様と武蔵に申し上げてくる」
「何をだ」
「次の絵画でのコンクールだ」
 次の対決ももう決まっているのだ。
「それへの話をしてくる。それでいいな」
「そうだな。二人だしな」
「そうだ、二人だ」
 それをまた言う。二人なのが重要なのだった。
「そちらは私が主にやらせてもらうぞ」
「わかった。それではな」
「しかし。今日のこの森は」
 白虎はあらためて上を見上げた。木々の上に烏達が見える。その烏の鳴き声が聞こえてきているのだ。彼等の耳にも。

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