暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
ブルネイ春のサンドイッチ祭り!その4
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 そろそろ寝かせておいたレバーパテが良い感じに仕上がった頃合いだ。具合を確かめたら調理へと移ろう。味を確かめるには……やっぱり食ってみないとな。軽くトーストしたバゲットに、レバーパテを塗ってパクリ。ん〜、このねっとりとした食感とレバーの濃厚な旨味、堪らんねぇ。

「ちょっと提督!?独り占めはズルいよ!」

腕にギュッと抱き付いてくる照月。秋月よりも大きな2つの膨らみがムニュッと押し付けられる。長女よりも次女の方がスケベボディが多いと昔の偉い人が言ってた気がするが、激しく同意したい。って、んな事言ってる場合じゃ無かったな。秋月達にも一切れずつレバーパテトーストを配ってやり、試食させる。

「んーっ、美味しい!」

「うん、凄く濃厚だ」

「司令、これで何を作るんですか?」

「フフフ、こいつで作るのはベトナムのサンドイッチ……バインミーだ!」


《ボリュームたっぷり!バインミー》

・バゲット(ハーフサイズの奴):2本 

・豚肉(肩ロース、ロース、ヒレ等):250g

・にんにく:1片

・五香粉:小さじ1/2

・ニョクマム(無ければ他の魚醤でOK):大さじ2

・醤油:大さじ1/2

・ハチミツ:大さじ1

・塩、胡椒:少々

・人参:60g

・大根:60g

・砂糖:大さじ1

・酢:大さじ1

・バター:15g

・レバーパテ:30g

・キュウリ:70g

・マヨネーズ:少々

・生唐辛子:少々

・パクチー:適量


「でも、何でベトナムなのにフランスパンなんですか?」

「ベトナムは19世紀末から南北ベトナムに別れる1960年代まで、約80年間フランスの殖民地だったんだよ。その流れを組んでてな、今でもベトナムでパンと言えばフランスパンなのさ」

 その辺は各自近代史で勉強してくれ。あの国の歴史はごっちゃごちゃ過ぎて簡単には説明しきれん。そしてベトナム風フランスパン最大の特徴は、小麦粉だけでなく米粉が含まれているって所だ。小麦粉オンリーのフランスパンよりも、外はパリッと硬すぎず、中はモチモチ柔らかいという独特なフランスパンになっている。米粉が入ってるから、知り合いのベトナム人のオネーチャンなんか、朝に納豆挟んで食ってたからな、フランスパンに。あれには度肝を抜かれたぜ……どんどん話が逸れてってるな、調理に戻ろう。

 今回は米粉入りのが準備できなかったから普通のフランスパンだが、味は保証するぜ。

 まずは肉の下拵えから。にんにくをすり下ろし、五香粉、醤油、ハチミツ、ニョクマムの半分と混ぜ合わせて漬けダレを作る。それを軽く塩、胡椒で下味を付けた豚肉にかけて、漬け込んでおく。時々ひっくり返しながら、両面にしっかりとタレを染み
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ