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ガールズ&パンツァ― 知波単学園改革記
第一話 眼帯少女と仲間たちです!
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はすべて『攻める』戦術ではなく、知波単学園には無い『守る』戦術であった。






 千冬と莞奈は会議が終わると戦車のある倉庫に向かっていた。そこでほかの6人と合流することになっていたからだ。

「先輩方驚いていたね」
「馬鹿な先輩どもにはいい薬だ……しかし本当にあれほどの馬鹿な集まりだったとは……」
「……ねえ石原?一つ気になる事があったんだけど」
「気になる事?」

 千冬は莞奈を見ながら言った。

「一人だけ笑っている人がいてその人が私たちのあとを付いてきているんだけど……」
「なっ!?」

 莞奈が後ろを向くと誰も居なかった。

「だ、誰もいないぞ?」
「いるよ。あそこ」

 千冬が指を指した方向には一本の木があるだけだった。

「あそこに隠れてるよ」
「……一人か?」
「三人いるね。どうする?」
「……害がないならほっといておこう」
「わかったよ」

 二人は再び倉庫へ向かうために歩き始めた。


 それを追うかのように動き出す三人の人影があった。

「山口さん、たぶんばれてますよ?」
「加来、ばれていたとしてもこのままで行く」
「そっちの方がカッコいいから?」
「その通りだ、友永。よし!もう少し近づくぞ」

 少しずつ千冬たちとの距離を縮める3人であった。




「姐さん!おつかれさま!」
「かっちゃんおつかれさま〜!」

 倉庫にたどり着くと小百合と靖香が走ってきた。小百合は千冬の手前で止まったが靖香はそのまま莞奈に抱き着いた。

「靖香っ!?放せ!苦しい!?」
「かっちゃん寂しかったよ〜」

 そんなじゃれ合いを見ていた千冬と小百合はニヤニヤしながら言った。

「板垣さんはいつもと変わらないね」
「そおっすね〜」
「お前ら笑うな!」

 そこにほかの4人が来た。

「千冬、お疲れ様。はい麦茶」
「千冬殿、お疲れ様です!会議はどうでありましたか?」
「莉乃、ありがとう。真衣、会議はある意味で盛り上がったよ」

 千冬は莉乃から受け取って麦茶を飲みつつ会議の結果を話した。

「おお〜!盛り上がったのでありますか!」
「先輩たちはどんな感じだった?」
「怒り狂っていたよ。西隊長以外だけど」

 莉乃の問いに千冬は笑顔で答えた。

「それはよかったわね!」

 千冬たちが話しているところに辻と服部が近づいてきた。

「栗林殿、質問があるのですが」
「どうしたの辻さん?」
「あの三人は知り合いですか?」

 辻が指を指した方を向くと三人の少女が立っていた。

「ああ、ストーカーだよ」
「なるほど。………ストーカーってあんなに大胆なんですか!?」
「落ち着け辻。ストーカーがあんな
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