暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1669話
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けてよ?」
「ああ。心配するなって。24時間……とは言わない。それこそ半日かそこらで帰ってくるから」

 そこまで言われ、ようやく凛も納得したのか、それ以上は不満を口にしない。

「けど、どっちかって言えば……アクセルがいない半日をどうやって隠すのかが問題だよな。曲がりなりにも、アクセルはシャドウミラーのトップなんだし、何かの用事で誰かが連絡をしてこようとした場合、アクセルがいないと困りそうだけど」
「その辺は何とか誤魔化して貰うしかないな。そもそも、基本的に俺が代表って事になってるけど、実際にシャドウミラーを動かしてるのは凛とかだろ?」
「……自分で言う?」

 綾子と俺の会話に、凛が呆れたように呟く。
 実際問題、組織の運営という意味では俺よりも凛の方が上手く出来る。
 この辺は、W世界に来る前にシャドウミラーの運営を半ばエザリアに任せていたのとそう変わらないだろう。
 これで野心的な人物であれば、それこそ組織を乗っ取ったりとか、そんな風に考えるかもしれないが、シャドウミラーの場合乗っ取ろうとしても乗っ取れない。
 正確には頭の座を乗っ取っても、手足が勝手に動いておかしくなった頭を殴ったり蹴ったりといった行為をするだろう。
 もっとも、シャドウミラーでそんな真似をしそうなのは……ああ、レオンがいたか。
 ただ、レオンもシャドウミラーとして行動し、自分がどうにか出来るような組織ではないというのは、十分に承知してるだろう。
 それでも挑んでくるのなら……それはそれで少し面白い事になるかもしれないな。
 そんな風に考えながら、俺は凛と綾子とのゆっくりとした時間を過ごすのだった。
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