ガンダムW
1669話
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はこの部屋の左右を自室としている。
ぶっちゃけ、ピースミリオンの広さとシャドウミラーの人数を考えると、部屋数はかなり余ってるんだよな。
それこそピースミリオンに乗っている全員が、士官室を貰える程度には。
元々このピースミリオンは連合軍の中でも特別な艦だったからこそ、そこまで士官室が多いんだろうが。
ともあれ、現在俺は自室でTVを見ながらゆっくりと寛いでいた訳だ。
そして再度バルジを出すと、そう告げた時に凛が驚きの声を上げる。
「俺もそう思ってたけど、OZがピースミリオンを待ち伏せしていたのを考えると、ここで先手を打っておきたい。それにトールギスUの問題もあるしな」
「……けど、大丈夫? それこそ、ゼクス・マーキスだったわよね? かなり凄腕のパイロットなんでしょ?」
「凛、アクセルにあたし達の常識を期待しちゃ駄目だ。実際、ルクセンブルク基地でアクセルはゼクスに勝ってるんだし」
「……あの時、ゼクスが乗ってたのはリーオーだったけどな」
それでも何気に少し手こずったのを思えば、リーオーの性能を限界以上に引き出すだけの能力がゼクスにはあったのだろう。
「ちょっと、アクセル。凛を心配させるような事を言わないでよね。折角あたしが説得してるのに」
不機嫌そうな綾子の様子に謝りながら、言葉を続ける。
「それにだ。そもそも凛も知ってる通り俺には物理攻撃は効かない。ゼクスが例え俺のトールギスを破壊しても、普通に脱出出来るぞ」
「……分かってはいても、心配なのよ。恋人なんだから当然でしょう?」
そう告げた凛が、脇腹を抓ってくる。
「痛っ! 分かった、悪かったって。とにかく、今はシャドウミラーの機体を改修する為にも、そしてウイングゼロの設計と実際に作り上げるのを進める為、どうしても時間が必要だ。その時間を稼ぐ為には、バルジが一番手っ取り早いんだよ」
何だかんだと、連合軍の次に大きな勢力はOZだ。
バルジを失ったOZではあったが、それでも今のバートン財団よりも勢力はでかい。
連合軍がMDの製造とその運用ノウハウを吸収している間、一番動く可能性が高いのはOZなんだよな。
そしてOZが動かなければ、バートン財団も動くに動けない。
膠着状態の中でバートン財団が動けば当然目立つし、そうなれば連合軍に狙われるだろう。
MDの件で動きがとりにくい連合軍だったが、それでも全く動けない訳じゃない。
何しろ、今の連合軍にはシャドウミラーという切り札が存在しているのだから。
だからこそ、バートン財団が動く時というのはOZが動いた時、それに乗じて動くというのが可能性が高い。
勿論それは完全に俺の予想によるものであり、実際にはデキムがすぐに動く可能性も有り得るのだが。
「……本当に気をつ
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