30部分:第三話 忍の掟その八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ですけれど」
「誰がいく?」
麗羅と兜丸が周りを見る。ここで霧風が言った。
「林彪。どうだ」
「俺か」
「そうだ。来て早々に悪いがな」
「いや、それはいいさ」
自信に満ちた笑みを浮かべながら霧風のその言葉に応える。
「俺も闘いたくてうずうずしていたしな」
「そうか」
「竜魔」
林彪は今度は竜魔に顔を向けた。
「この闘い貰い受けていいな」
「ああ、俺は構わない」
竜魔は一言で答えた。
「御前が望むのならな」
「わかった。じゃあ御前は」
「俺も構わない」
相手である不知火もまた不敵な笑みを浮かべていた。
「むしろ風魔の中で最も優れた体術を持つ林彪が相手ならばな」
「そうか。御前がそう言うのなら余計にな」
林彪は不知火のその言葉を聞いてさらに笑う。闘いを前にした笑みだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ