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風魔の小次郎 風魔血風録
30部分:第三話 忍の掟その八
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ですけれど」
「誰がいく?」 
 麗羅と兜丸が周りを見る。ここで霧風が言った。
「林彪。どうだ」
「俺か」
「そうだ。来て早々に悪いがな」
「いや、それはいいさ」
 自信に満ちた笑みを浮かべながら霧風のその言葉に応える。
「俺も闘いたくてうずうずしていたしな」
「そうか」
「竜魔」
 林彪は今度は竜魔に顔を向けた。
「この闘い貰い受けていいな」
「ああ、俺は構わない」
 竜魔は一言で答えた。
「御前が望むのならな」
「わかった。じゃあ御前は」
「俺も構わない」
 相手である不知火もまた不敵な笑みを浮かべていた。
「むしろ風魔の中で最も優れた体術を持つ林彪が相手ならばな」
「そうか。御前がそう言うのなら余計にな」
 林彪は不知火のその言葉を聞いてさらに笑う。闘いを前にした笑みだった。

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