暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
堕ちた神
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「相当恨んでいるらしいな」
「大勢に見られたわけでもないのによぉ」
「女の考えることはわからないな」

以前何があったのかは知っている三人は、止めるのも面倒だと考えたらしく、気の済むようにやらせようと後を静かについていくことにしたのだった。




















シリルside

「な・・・ない・・・」

下腹部の下を触りながら、あるべきものがないことに顔面蒼白になってしまう。ないはずのものがあってあるべきのものがない・・・これってまさか、相当ヤバイんじゃないのか?

ドゴォンッ

「うわあああああ!!」

一人あり得ないような出来事に頭が混乱していると、近くから爆音と仲間の悲鳴が聞こえてくる。それで思い出したけど、サクラとラウルが危険な状況に陥っていたこと思い出し、そちらを見る。

「ごめんラウル!!大丈夫!?」

そこにはすでに意識を失い、動けなくなっているラウルと、彼を揺すり謝罪している少女の姿があった。

「まずは一人、ってところかな」

そこから離れたところにいる偽サクラは、完全に伸びているラウルを見て、ゆっくりと二人の元へと歩み寄っていく。

「そこから動かないでね、サクラちゃん」
「うっ」

命令されラウルを揺する手が止まるサクラ。その彼女にルナと呼ばれていた人物が迫る。

「サクラ!!」

絶望感に苛まれていたけど、それよりも今は彼女たちを助けなければと言う責任感が勝る。なので、急いでそちらに向かおうとしたのだけれども・・・

「そうやって隙だらけで、危機感のない子ね」

後ろからもう一人の敵に思いきり胸を鷲掴みにされてしまう。

「キャフッ」

弾力が出てきた胸を掴まれて思わず変な声が出てしまった。女みたいな声に恥ずかしくなり、赤面しつつ口元を押さえる。

「なかなか大きくなったわね、子供の癖に」

反撃しないのをいいことにずっとソフィアのような行動を取っている女性。それを振り払いたいのだが、体が思ったように言うことを聞いてくれない。

「何なんだ・・・お前の魔法って・・・」

変な声が出ないようにと声を押さえながら後ろの変態に問い掛ける。

「私の魔法の鍵は“バランス”。肉体のバランスやホルモンのバランスを崩して、敵に影響を与えることができるの」

最初に突進した時、急に体がブレたのはそれが原因なのか。そして今俺の体に起きているのも間違いなくその魔法が原因だ。

「それで?()()()()()()になった気分は」

イヤらしい笑い声を発しながらそう問いかけてくる。そう、今俺は女の子の体に変化させられているのだ。それもなかなかのス
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ