ガンダムW
1668話
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仕事が殆どないのは事実なんだが。
そもそもの話、シャドウミラーは規模が小さい。
そうである以上、それこそ連合軍とかに比べると当然書類仕事の数は少ない。少ない筈なんだが……そこはそれ、シャドウミラーは色々と特殊な訳で。そして特殊なだけに、回ってくる書類も多い。
「ところで、連合軍のパイロットの具合はどうだ?」
「……まぁ、そこそこだな。OZのパイロットには及ばない程度。ただ……」
何か言いにくそうな、そんな様子のデュオに首を傾げる。
「ただ? 何かあったのか?」
「ああ。ほら、連合軍でもMDを主力にするって話が進んでるだろ? だから、連合軍のパイロットも以前みたいに模擬戦に力を入れなくなってきてるんだよ」
あー……なるほど。
まぁ、その気持ちは分からないでもない。
そもそも、最初は自分達の技量があまりにも低く、または凛と綾子を独占している俺への対抗心から模擬戦を行っていた。
そしてデュオや五飛といったガンダムのパイロットが模擬戦の相手をする事になり、環境自体は以前よりもよくなったんだが……MDが主力として扱われるようになると、どうしても普通のパイロットではMDに勝てない。
いや、決して勝てない訳じゃない。
それこそトーラスで戦うのなら、トーラスカノンを使って弾幕を張れば、逃げ場がないMDは撃墜されるのだから。
だが……それでもやはり、実際に戦闘するのがMDである以上、最低限の技量だけがあればいいと、そういう認識なのだろう。
「間違っちゃいないんだけど……ちょっとなぁ」
そう呟くデュオの言葉に、俺は同意の頷きを向けるのだった。
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