ガンダムW
1668話
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ウミラーとして活動してきて連合軍から受け取った報酬もある。
殆どがガンダニュウム合金といったように素材で入手しているが、それでも現金の類もしっかりと貰ってはいる。
それに……デルマイユの屋敷から盗んできた美術品とかを売れば、それこそ金に困る事はないだろう。
俺にはあまり理解出来ない代物だが、美術品の類は非常に……それこそMS数機を開発し、建造出来るだけの値段がついているのも珍しくはないのだから。
審美眼とかそういうのがあれば、そういう美術品を集めてもいいんだろうけどな。
「じゃあ、俺はこの辺で帰らせて貰う。二日酔いするような事にはならないでくれよ」
「ふんっ、年寄り扱いをするでないわい」
「いや、別に二日酔い云々に年齢とかは関係ないだろ」
そう告げるが、以前誰かから年を重ねるとアルコールに弱くなるって話を聞いた覚えがあったな。
まぁ、どのみち俺にアルコールの類は厳禁だ。
俺がここで酒を飲もうものなら、気が付いたら明日ベッドでサリィと二人、裸で目を覚ます……なんて事になりかねない。
それどころか、シルビアまで巻き込む可能性すらある。
そんな真似をする訳にはいかないので、俺はとっとと部屋を去ることにした。
ハワード達も、自分達だけで飲みたかったというのはあったのか、部屋から出る俺を見ても特に何も言うような事はない。
そうして部屋を出ると、取りあえず次に俺が向かったのは……
「うん、なかなか美味いな」
「あのな……呑気に食事なんかしててもいいのかよ? アクセルは一応、シャドウミラーの中でも偉いんだろ?」
ビーフシチューとパンという軽い――あくまでも俺にとってはだが――食事をしていると、何故か俺の向かいに座ったデュオが呆れたように呟く。
「そう言うデュオだって、食堂にいるだろうに」
現在の時間は、午後2時過ぎ。
丁度昼食の忙しさが終わり、食堂では夕食の下準備に取り掛かっているところだ。
そんな中で、俺はちょっとした腹ごしらえとして、ここにやってきたのだ。
当然昼食が終わった後なので、殆どの料理はなかったんだが……それでも、ビーフシチューは何とか残っていたし、パンも当然のように残っていた。
そんな訳で、俺はこうして腹ごしらえをしていた訳だ。
「俺はシャドウミラーの一員でも、結局は一般の隊員だからな。トップのアクセルとは違って、そんなに忙しくないんだよ」
「残念ながら、俺もそんなに忙しくはない。書類仕事は凛に任せているし、ヒルデも加わってくれたしな」
「……書類仕事を嫌がるトップってのは、どうなんだよ?」
「完全に嫌って訳じゃないぞ? 実際、凛から渡される書類はきちんと読んで、サインしてるし」
まぁ、他の組織のトップと比べると、書類
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