ガンダムW
1668話
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ら採り入れているのだ。
……まぁ、そんな事が出来るのも、それこそ不老という人類の夢の1つがシステム的に可能になっており、更には中の48時間が外での1時間という魔法球なんて反則的な存在があるからこその話なんだが。
魔法球があれば、時間の心配とかはしなくてもいいんだよな。
その代わり、俺の前にいる科学者達はすぐに老衰で死んでしまうだろうが。
「ふむ、これで戦力は揃ってきた。しかし……お主、本当にいいのか?」
「何がだ?」
ハワードの言葉に、ドクトルSは首を傾げる。
「バートン財団じゃよ。向こうにとって、お主はまさにお膝元から逃げ出した存在じゃ。恨まれるのは間違いないぞ?」
バートン財団が強い影響力を持っていたのが、L3宙域。
実際ヘビーアームズもL3宙域のコロニーから地球に向かった機体だし、X-18999コロニーがあるのもL3宙域だ。
そう考えれば、ハワードの言葉は決して間違っている訳ではないのだろう。
「ふんっ、それは今更の話だ」
だが、ドクトルSはそんなハワードの言葉に問題ないとあっさりと口にする。
頼もしいと言うべきか、それともドクトルSにまで愛想を尽かされているデキムを哀れに思うべきか。
真のオペレーション・メテオなんて事を考え、それを実現するだけの力はあるのだから、決して無能って訳じゃないんだが……
デキムにしろ、ツバロフにしろ、デルマイユにしろ……W世界の老人は何気に無能ではないが小悪党ってタイプが多いな。
「さて、とにかくドクトルSもこうして俺達に合流してきた。こうなれば、機体の改修作業や設計も進む筈だな?」
いつまでも自由に話をさせておくのもな……と思い、そう話を締め括る。
そんな俺の言葉に、全員が頷く。
出来ればドクターJとH教授もいればありがたいんだが……その辺は今のところ考える必要はないか。
それに、こうして科学者がシャドウミラーに集まってきているのを考えれば、もしかしたらそのうちこっちに合流してくる可能性もないとは言えない。
「じゃあ、早速今日から……というのはちょっと厳しいだろうから、明日からでも設計を進めてくれ。今日は久しぶりに会った仲間もいるんだし、昔話に花を咲かせてもいいだろ。それと、近い内にこの部屋から出てピースミリオンに移動する事になるから、その辺は覚えておいてくれ」
「よかろう。では、今日くらいはゆっくりさせて貰うとしようかのう」
代表してハワードがそう言い、いつの間に持ち込んでいたのか部屋のクローゼットから酒を持ってくる。
まぁ、それに文句はない。
一応ハワード達も俺達が雇っているという事になっているので、その給料はこっちが出してるんだし。
……W世界の金という事に限って言えば、今まで散々シャド
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