IFエンド 「ティアナ・ランスター」
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も悪いですけど、剣の達人とか周囲に言われるんですからそれくらい読み取るなり予想して汲み取ってくださいよね。聞き返されて答えるのって恥ずかしいし、勇気も必要なんですから!
「それは別に構わないが……」
「何か文句でもあるんですか?」
「文句ってほどじゃないが……呼び方を変える必要があるのかと思って」
「だったら気にしないでください。今後も顔を合わせることはあるでしょうし、デバイスのこととかで困ったら頼るだろうから私なりに歩み寄ってみようと思った結果です。他意はないですから……本当にないですからね!」
「何も言ってないし、分かったから落ち着け」
落ち着け……気になってる異性が目の前に居て心の底から落ち着ける人間が居るわけないでしょ。何で私はこの人のことこんなに気に掛けるのよ。好意を持つならもっと別な人に持ちなさいよね。自分のことながらどことなく呆れるわ。
……でも。
そんな風に思う一方でこういうのを悪いないと思ってる自分も居る。きっとそれはあの馬鹿……スバルのせいで騒がしい感じに慣れちゃったからに違いない。そう、きっとそうよ……。
まあでも……今は目の前に居る人のことだけ考えよう。私の中にある想いがこれからどうなっていくのかは分からないけど、後悔のない結果を迎えるためには目先のことをきちんとしていくことが大切なはずだから。
「あんまり子ども扱いしないでください。私はもう子供って呼べる年でもないんですから」
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