IFエンド 「ティアナ・ランスター」
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……でもきちんと知識もあるから質が悪いと言えば質が悪い。あれこれ妄想して勝手にオーバーヒートしそうだから。でも聞いた話では水着とか普通にビキニとか着るらしいし、やるときはやる人なんでしょうね。
ということは……良い雰囲気で気持ちが盛り上がれば告白まで行くんじゃないかしら。思い出話も色々と聞いたけど、フェイトさんは子供の頃からショウさんのこと好きなみたいだし。それだけ長い時間掛けて育まれた想いなら最後まで突き進むだろうし。
となると……意外と今日は大切な日になるわね。今日私はショウさんと会う予定だから今もカフェで待ってるし……言っておくけど、別にデートとかそんなんじゃないからね!
その……ショウさんはお世話になった人だし、会える時には会って近況報告とかするべきだと思ったからであって。断じて私が会いたいと思って会うわけじゃないんだから。
「ようティアナ」
「――っ、ショショショウさんご無沙汰してます!?」
「大丈夫か?」
だだ大丈夫ですから不用意に近づかないでください。私達は元上司と部下、今は……友人と言えるのかよく分からない気もするけど大体そんな感じなんですから。同性ならまだしも異性なんですから距離感っていうのを大切にしてくださいよね!
「待たせてたんだとは思うが、そんなに睨むなよ。約束の時間までには来たんだから」
「別に怒ってるわけじゃないんで……というか、睨んでないですから」
「いや、お前は割と前から俺に睨むことがあったぞ」
だから……睨んでないですから。
私が本気で睨んだらこんなもんじゃないですからね。スバルに怒った時くらいしかそんな覚えないですけど……というか、ショウさんにだって非があると思います。今回に限ってはまあ私の方が悪いですけど、前のは公共の場だっていうのにはやてさんとイチャついてたりとか……
「まあいい……それで今日はいったい何の用なんだ? デバイスの関連か、それともスバルとかの愚痴か?」
「そのへんのこともしたくはありますけど、本題は別にありますから。先に言っておきますけど、少し長くなると思うので覚悟しておいてくださいね」
フェイトさんのためにも頑張らなければ、という思いで意気込む私に対してショウさんは、いつもどおり自然体で店員にコーヒーを注文する。
「覚悟ね……まあ今日は休みだから気が済むまで付き合ってやるよ。ただし徹夜はなしだからな」
「そんなに長く話しませんから。……最近顕著になりつつありますけど、ショウさんって親しくなればなるほど口が悪くなるというか人のことからかいますよね」
「まあそうかもな」
「自覚があるなら直してほしいんですけど?」
「それは無理だな。ある意味俺にとってストレス発散だし……大きくなった小狸とか無表情なメガネを真っ当な人間してくれた
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