IFエンド 「ティアナ・ランスター」
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は愛想に欠けるところもあるけど魅力はある人だから。魔法関係を抜いてもなんだかんだで面倒見は良い人だし、料理とかもできる。仕事をしたい女性にはある意味理想かも。
となれば……私に出来る行動はふたつ。
今の関係がずっと続くならともかく、あの人達は一途だけどヘタレでもあるだろうから年々想いは募るばかり。年を重ねれば同年代は結婚だとかしていくわけだからきっと焦りとかも出てくるはず。下手をすればこじれにこじれてショウさんの命が危ないかもしれない。
「つまり……」
そんな未来を回避するためにはさっさとこの恋愛に決着をつけること。具体的に言えば、ショウさんが誰かと付き合えばいい。さすがにヤンデレはいないだろうし……大丈夫よね多分。
となると誰の背中を押すか……私にとって身近なのは機動六課で知り合った人達だけど、シュテルさんとかともちょくちょく会ってるのよね。あの人の周りにもショウさんへ好意を持っている人も居るみたいだし、もしかして私が考えているよりも事態は深刻なのかしら。
……いえティアナ、ここで迷ったらダメよ。今のままだと仕事にだって支障が出るかもしれないんだから。
何故なら私は今フェイトさんの下で執務官になるという夢のために補佐官として活動しているわけだけど、フェイトさんはショウさんのことが好きだ。いや、好きなんて生温い。あれはもう大好きだとか愛してると言っていいレベル。
だって……ショウさんの名前が出るだけで反応するし、シャーリーさんが冗談で休日とかデートしないんですかって聞いたら顔を真っ赤にしてもじもじするわけだから。美人でスタイル良くて優しくて可愛いとか……ある意味反則よね。
にも関わらず浮いた話は聞かない。高嶺の花過ぎて恋仲まで近づこうとする人が少ないのか、はたまたショウさん一筋なのが知れ渡っているのか……まあ今は置いておこう。
「とりあえず……私が応援するとなればフェイトさんね」
日頃お世話になってる人だから応援してあげたいって思うし、ショウさんとの好みも結構合うらしいから。黒系統のものが好きだとか、ショウさんの今使ってる車もフェイトさんの勧めで同系統のものを買ったらしいし。
フェイトさんが保護者になってるエリオやキャロも、ショウさんのことは慕ってる。ふたりの関係が進展しても何もないというか、むしろ喜びそうなんだからいっそのこと付き合えば良いのに……。
「ショウさんだってフェイトさんは満更じゃないというか……好きか嫌いかで言えば好きよね。はやてさんみたいなノリはないから言動も優しいし……フェイトさんが告白すればあっさりOKするんじゃないかしら」
ただフェイトさんに告白させるのは最大の問題ね。
あの人は仕事中や戦闘中は凛とした雰囲気になるけど、普段はどちらかと言えば内気な方だし、純情
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