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非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜
6月
テスト編
第55話『予習』
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に大地をバカにしてる訳じゃないぞ。アイツもすごい奴だし。運動面を加味して考えると暁君より凄いし・・・」

「ハルト、さっきから何ブツブツ言ってるの? 勉強しないの?」

「あ、する。ごめん」


結局晴登も、潔く勉強を開始した。





* * * * * * * * * *

〜数時間後〜

「ハルトハルト、"ひらがな"が読めるようになったよ!」

「いや、展開速すぎだろ!?」


結月の歓喜の声で、勉強が一時中断。
タイミングが良いのか、時計は正午である12時を示している。


「そろそろ昼飯の時間だな」


結月の成長ぶりに驚きつつも、晴登は昼食の準備を始めることにした。


「あ、ボクも手伝うよハルト」

「そうか? じゃあ頼む」

「えへへっ、頑張るよ!」


「頼む」と言うだけでこの有様。迂闊なことは口に出せないと、晴登が感じた瞬間だった。


「ハルトとの共同作業楽しみー!」

「他に言い方なかったの?」





* * * * * * * * * *

「あー、やっぱハルトの作る料理は最高だよ!」

「俺より料理上手い人はたくさん居るよ?」

「それでも、ハルトの料理が一番!」

「そうか…」


さっき、結月にこの世界の食材を紹介がてら、一緒に昼食を作った。
彼女の目には新しい食材ばかりだったろう。それらを見て驚いていた様子は、異世界での晴登とよく似ていた。


「じゃあ午後も勉強やるか・・・と思ったけど、雨が止んでるな。どうする結月?」


ふと外を見ると、偶然にも雨が止んでいて、青空が見えていた。恐らく、もう一度降るとは思うが、少しくらいは外に出れるのではないだろうか。
ようやく、結月に街の案内ができそうだ。



「…え? 勉強したい」

「あれ、意外とハマってる!?」

「早くこの世界に慣れたいし、ハルトと同じ言葉を扱えるようになるって考えると、手が止まらないんだ」

「ね、熱心で何よりだ…」


この場合はどうするべきなのだろうか。せっかく意欲を持ってくれてるから、このまま勉強させてた方が良いのだろうか。
しかし、この世界に慣れるというのであれば、外に出てみる事も必要であるとは感じる。


「…ま、本人にお任せするか」


しかし外野がとやかく言って邪魔するのが、最もいけない事。本人の意思を尊重しろと部長にも言われてる訳だし、勧めすぎるのは止そう。


「じゃあ俺も勉強再開だな」


結月が机に向かったのを見て、晴登も再び勉強を始めた。





* * * * * * * * * *

〜1時間後〜

「ハ
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