20部分:第二話 夜叉八将軍その八
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な」
紫炎と妖水がそれぞれ述べた。
「こちらは九人」
小次郎も入れていた。
「そちらは十人。それでいいな」
「わかった」
壬生が竜魔に答えた。
「ならばそれでな」
「よし。それではだ」
竜魔は壬生の今の言葉を受けて今度は懐から何かを出した。それは書であった。
「これを渡したい」
「果たし状というわけだな」
「そうだ。ここに我等の名が書いてある」
右手にそれを持ちながら武蔵に述べる。
「受け取るがいい」
「うむ」
竜魔はその書を手から放した。するとそれで書は風に乗って舞った。武蔵はそれを長剣で受け取る。書は風になびいたまま剣に絡まったのだった。
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