暁 〜小説投稿サイト〜
殺人鬼inIS学園
番外編:殺人鬼の昔話2 上
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
や汗が、鎧通しによって流れ出る血のように柳韻の精神を蝕んでいく。

「この写真にはこう書いてあります『長姉ほうき』と……だが、『ほうき』は次女の名前のはずです。束ちゃんは何処へ?それともこの『ほうき』が後の束ちゃんなのですか?」

「そ、それを知ったところでお前に何が……」

 ここでラシャは初めて声を荒げた。

「あるのです!知っておかないと死んでも死にきれない!」

 この男は冗談の類を基本的に好まない性格だ。それは剣の振り方を教えたときから柳韻自身がよく知っている。だからこそ、この質問に迂闊な答えはできなかった。

 だからこそ。

「わ……判った」

 柳韻は時分の他には妻しか知らない秘密を打ち明けることにした。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ