2部分:第一話 小次郎出陣その二
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けれどよ」
だが小次郎は総帥のその言葉にあからさまに嫌な顔を見せるのであった。何故かその顔と仕草が少し猿を思わせるものになっていた。
「俺初陣だぜ。それでかなり厄介そうじゃねえか」
「初陣でもだ。行くのだ」
しかし総帥は小次郎にこう告げるのだった。微笑みをそのままにして。
「いいな。それで」
「まあ総帥の兄ちゃんが言うのなら行くけれどよ」
「そういうことです」
蘭子に向き直って述べる。
「この小次郎を向かわせます。それで宜しいですね」
「かたじけのうございます」
手をついて一礼して礼を述べる蘭子であった。
「これで我が白凰学園も救われます」
こうして小次郎は出陣することになった。彼と蘭子達はアルプスを下り東京に向かう。その頃その白凰学園においては。
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