19部分:第二話 夜叉八将軍その七
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遊んでいるのか」
見れば一人の男がボールをその手に持っていた。左目に眼帯をした痩せ気味で精悍な顔をした長髪の男だった。制服は長ランであった。やけにカラーが大きくそれが首どころか頭の下半分のところにまで開かれている。
「遊ぶのもいいが程々にしておけよ」
「竜魔の兄ちゃん」
小次郎はその男の顔を見て言った。
「どうしてここに」
「俺だけではない」
だが竜魔はここで小次郎に対して言うのだ。
「他の兄弟達も一緒だ」
「何っ!?」
「兄弟だと」
八将軍が今の竜魔の言葉に声をあげる。すると。
その竜魔の後ろから長ランの男達がまるで影から出て来るように姿を現わした。皆その手に木刀を持ち口々に名乗りをあげるのだった。
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