暁 〜小説投稿サイト〜
この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
47愛?
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
せたが、引き千切った傷口とは違い、一周切り取って外された膜の跡からは結構血が出た。
「ぜ、全部、飲みなさい」
 処女を捧げて血も飲ませ、騎士としても忠誠を誓わせたので、もうこの男と添い遂げる以外に無い。
 この男が世界の王になるのなら、それすら支配して自分が世界の女王になる。そう決めたアイリスは、目の前の物を口に含んだ。
(不味い……)
 大人の味なのか、姉姫がこれ以上美味しいものはこの世に無いという表情で咥えていた物は、案外不味かった。
 発情しまくって、オスの生殖液が欲しくて欲しくて堪らない状態にならないと美味しくならないが、まだアイリスの体では無理だった。

 外では処刑が一段落し、魔族軍が進駐して市民も魔族を受け入れた。
 長く抵抗して相手側にも死者を出していたのとは違い、到着したばかりの軍は整然と進駐し、略奪も虐殺もなかったが、市民革命から脆弱な政府が立ち上がった程度で話し合う相手もおらず、魔族の思うようにされる。
「カズマ様は魔族軍にも顔が効くのですか?」
「え? まあ、ドラゴン族とかダークエルフなら色々頼めるよ」
「カズマ様はドラゴン王でもあり、先程魔王も倒して、今後魔王となられる予定だ。実質占領軍の長だな」
 そこでアイリスは黒い表情で嗤い、自分たちを裏切った市民を滅茶苦茶にしてやろうと思い立った。
「では、この城塞一つ程度、カズマ様の思い通りにできますね、ここをわたくしに下さい」
「エ?」
「魔族軍に略奪させて虐殺させて、この城を滅茶苦茶にして下さいっ、王族を殺して、誰も魔族に歯向かわなかったのを後悔させてやって下さいっ!」
 アイリスは黒い表情で笑っていたはずだが、瞼からは涙が流れ落ちて体は泣いていた。愛する国民からは愛されていなかったのを思い知って泣いていた。
 籠の中の鳥は貧しい農家や庶民の生活は知らず、今まで貴族や地主だけが肥え太っていたのも知らず、王家や貴族を裁いて追放したのを後悔させるため、城塞内まで略奪と虐殺をさせようとした。
「姫……」
「さあ、もっと願え、その体を使ってオネダリして見せろ、街の住人を皆殺しにして貰えるよう願え」
 天使はいつものように狂った市民は殺すように言ったが、ヘタレのカズマにはそんな命令は出せなかった。
 天使がやる通り、どこもかしこも革命されて王族は死刑、略奪し終わった王宮は、めぐみんが趣味で爆裂して燃えカスに、今まで差別ばかりしてきたクズは不可触民や奴隷に石を投げて腕を吹き飛ばされて石鹸に加工、それでも天使には剣を向けて歯向かわず、土下座謝罪して市民の虐殺は許してもらっていた。
「姫のお願いでも、それはできないよ」
「何故ですかっ? カズマ様は世界の王なんでしょう? それならなんでも思う通りにっ」
 掴み掛ってきた姫にビンタではなく、優しく頬を叩い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ