第2話「騒乱の序曲」
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る。チクリとした感覚と共に全身に痺れが周り、隊長の体が崩れ落ちた。
「なーー」
「改めて、こんにちは。埼玉県警察RATS」
『カミサキ』がヘアピンに偽装した射出機を放り捨て、改めて大袈裟な素振りで挨拶をする。組んだ両手は下ろし、その両手に付けられていた手袋を外した。しなやかな細く、白い指が見え、ただそれだけで特殊部隊の隊員達に悪寒が走る。
ニィ、と口元を歪めた『カミサキ』は、ヒールの踵を鳴らして一歩を踏み出す。
「そして」
側に控える四人の男が、一斉に動き出す。咄嗟に隊員達が反応しようとするも、圧倒的に、絶望的に、遅過ぎた。
「さようなら」
――蹂躙が、始まる。
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