暁 〜小説投稿サイト〜
俺たちで文豪ストレイドッグスやってみた。
第2話「騒乱の序曲」
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
る。チクリとした感覚と共に全身に痺れが周り、隊長の体が崩れ落ちた。

「なーー」

「改めて、こんにちは。埼玉県警察RATS」

『カミサキ』がヘアピンに偽装した射出機を放り捨て、改めて大袈裟な素振りで挨拶をする。組んだ両手は下ろし、その両手に付けられていた手袋を外した。しなやかな細く、白い指が見え、ただそれだけで特殊部隊の隊員達に悪寒が走る。

 ニィ、と口元を歪めた『カミサキ』は、ヒールの踵を鳴らして一歩を踏み出す。

「そして」

 側に控える四人の男が、一斉に動き出す。咄嗟に隊員達が反応しようとするも、圧倒的に、絶望的に、遅過ぎた。

「さようなら」

 ――蹂躙が、始まる。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ