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提督はBarにいる。
ブルネイ春のサンドイッチ祭り!その1
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で食べている。何となくハムスターとかウサギみたいな小動物っぽいな。




「さて、お次は玉子サンドを作るぞ」

「え、でも玉子サンドは別の班が作るんじゃ無かったか?」

「チッチッチ、甘いぞ初月。俺が作るのは普通の玉子サンドと違う……名付けて『たまトマサンド』だ」

《ホロホロとろける!たまトマサンド》※分量サンドイッチ用食パン10枚分

・サンドイッチ用食パン:10枚

・ゆで玉子:2個

・トマト:1/2個

・マヨネーズ:大さじ2

・塩、胡椒:適量

・マーガリン又はバター:適量

 さぁて、作っていくぞ。何と言ってもポイントはトマト。トマトが入る事でマイルドな玉子サンドに酸味と食感がプラスされて1ランク上の味に化けるぞ。と言ってもそのままトマトを混ぜると水っぽすぎてサンドイッチがベチャベチャになってしまう。だから、ヘタを取って半分に割ったら、種を取り除いて皮を剥いて、粗くみじん切りにしてから加える。

「取った皮と種はどうすればいいかな?提督」

 取っておいてくれ。後でトマトグラタンにでもして賄いで食べるから。……おっと、話が逸れたな。後は玉子を潰して塩、胡椒、マヨネーズで味付けをして玉子サラダを作る。お好みでカラシを入れてもピリッとして美味いよな。そこに粗みじん切りにしたトマトを加えて更に混ぜる。

 薄くバターを塗ったパンに玉子サラダを塗り、挟んだら具材を馴染ませる為に少し置いてから切る。これで完成。


「うん、トマトの酸味と旨味が玉子を引き立てるな」

「玉子とトマトって合うんだねぇ!」

「中華でも玉子とトマトの炒め物とかあるしな……ってか、秋月腹減ってんのか?」

 今度の玉子サンドも、秋月は無言でパクついている。

「あ〜……今日秋月姉、寝坊しちゃって。朝ごはん食べそびれたんです」

「珍しいなぁ、いつも早起きの秋月が寝坊なんて」

 恥ずかしいのか、秋月は顔を真っ赤にしている。……が、サンドイッチを食べる口が止まる気配はない。

「昨日から姉さんは心配してたんだよ。『提督のお手伝い、ちゃんと出来るかな』って」

 初月がカミングアウトしたせいで、秋月が盛大に噎せ返っている。

「ははは初月っ!?何でバラしちゃうの!もう!」

「良いじゃないか、別に恥ずかしがる事でもない。そうだろ?提督」

「そうだな、真面目にそういう風に考えてくれるのは有り難い事だ。けど、寝坊するまで思い詰めるのは頂けねぇな」

「は、はい……」

 秋月は怒られたと思ったのか、シュンとしている。何だろう、すげぇかわいい。

「まぁ、次回からは気を付けろ。今日は沢山サンドイッチ作るから、頑張って食べてくれよ?」

「はっはい!秋月、頑
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