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提督はBarにいる。
ブルネイ春のサンドイッチ祭り!その1
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たのは照月。その後ろに秋月と初月が続いている。

「お、今年は秋月型の3人が手伝ってくれるのか。宜しく頼むな」

「はいっ!秋月、精一杯お手伝いします!」

「うん、僕はあんまり料理はしないから戦力にはならないかもしれないけど、頑張るよ」

 安心しろ初月、サンドイッチを大量に作るときには分担した方が早いし、流れ作業だからそんなに難しい事はねぇよ。

「うし、じゃあ役割分担するぞ。初月はパンにバターやマーガリン、マスタードなんかを塗る係だ」

「秋月は挟んだサンドイッチをカットする係、俺と照月でサンドイッチの具を作るのと挟む係だ」

「「「了解です!」」」

 まぁ、とは言え最初の内は作り方を教えつつの練習だから、そんなに量は作らんがな。

「それで提督、まずは何のサンドイッチですか?」

「ふふふ、人参嫌いに食べさせる人参サンドだ」

《人参嫌いにこそ食べて欲しい!人参サンド》※分量2人前

・サンドイッチ用食パン:4枚

・マーガリン又はバター:適量

・人参:中くらいのを1/2本

・マヨネーズ:大さじ1

・砂糖:小さじ1/2

・塩(出来れば岩塩):少々

・レモン汁:少々

・クリームチーズ(あれば):適量

 さぁ作るぞ。まずは初月、パンにバターを塗ってくれ。片面だけだぞ?

「わ、解ってるさそれくらい!」

 ならいい。その間に俺と照月で人参ペーストを作る。照月はクリームチーズをボウルに入れて、柔らかくなるように練っておいてくれ。俺はその間に人参をすりおろすからな。

「うん、解った!」

「そういえば提督、何で人参サンドなんですか?」

 秋月が作業の様子を眺めながら、首を傾げている。

「ウチの鎮守府……特に駆逐艦に多いんだが、人参嫌いが居てな。この機会に治してしまおうと思ってな。よし、人参がおろし終わったから、こいつとクリームチーズを合わせて……と」

 クリームチーズと人参が混ざったら、そこにマヨネーズ、砂糖、塩、レモン汁を加えて更に混ぜる。味を引き締めたいならお好みで黒胡椒をちょいと混ぜても美味いぞ。

 後はこいつをパンに塗って、挟んで。カットしたら完成だ。

「さぁ出来上がり。食ってみな」

「い、良いんですか!?」

「これは試作品だからな。作り手が味も理解してないとか有り得ねぇだろ?」

 じゃあ、と3人がそれぞれ1切れずつサンドイッチを手に取り、かじりついた。

「ん!美味い!」

「ホント!人参とマヨネーズとチーズ混ぜただけなのに、すっごく美味しい!」

「クリームチーズは入らなくても美味いんだがな。人参嫌いに合わせて、食べやすくしてある」

 秋月は一言も発せずにハムハムと夢中
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