ガンダムW
1666話
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元々万全ではないピースミリオンや、老朽艦の軍艦3隻を守って準備万端待ち伏せていたOZの部隊と戦えばどうなるのか。
最終的に勝ちはするだろうが、こっちにも相当の被害が出たのは間違いない。
それこそ、下手をすればピースミリオンが撃墜されていた可能性は十分にある。
「トールギスUについては、十分に驚かせて貰ったよ。ただ……俺が言うのもなんだけど、本当に良かったのか? この場でさっきのOZの兵士の行動に乗っておいた方が、結果的にOZのダメージは少なくなったと思うんだがな」
『ふっ、まさか助けたアクセルにそう言われるとはな。……だが、私もトレーズ閣下の意見には賛成しているのだ。アクセルを倒す時は、正面から実力で倒す。それでこそ、私の中にある自分に、胸を張る事が出来るのだから』
「……お前がそう言うのなら、それでもいいさ。で、どうする? 折角こうやって姿を現したんだ。俺と戦ってみるか? それが希望だったんだろう? ピースミリオンを守らなくてもいいのなら、少しはそっちの戦いに付き合ってもいいけどな」
その言葉に、ゼクスは一瞬沈黙する。
マスクで表情は見えないが、恐らく驚いた……といったところだろう。
だが、すぐにゼクスは首を横に振る。
『いや、止めておこう。戦うべき時はそのうち必ずやってくる。その時、全身全霊で相手をして欲しい』
「そうか。それならそれで、構わない。……行け」
俺が改めて挑戦を受けたと知ると、唇の端を少しだけ曲げて笑みを浮かべ……そのまま、スーパーバーニアを全開にしてトールギスUはこの場から去っていくのだった。
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