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世界をめぐる、銀白の翼
第三章 X《クロス》
救急
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の兄ちゃんたちも、頼んだぜ!!』

「ああ。任せておけ!!」



そうして、通信が切れてちょうど電車が止まる。
そして、そこの駅で全員が降りて、即座に恭介が声を張り上げた。



「全員いったん「瞬風」に!!そこから一気に向かう!!端末持ってるやつにつかまってくれ!!」



恭介の指示通り、スバルやエリオが女子メンバーにつかまって、そのまま瞬風に転送される。



戦艦が停泊しているのは海中だ。
こっちからのほうが絶対に速い。



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「状況は!?」

「地下から燃え上ってきた炎がビル内部の七割を焼いていますっ!」

「職員やスタッフは全員の無事が確認されています」

「そう・・・」

「!!ビル内にマリアージュの反応あり・・・!?さ、さらに生体反応をキャッチ!!生存者です!!!!」


「なに!?」


『じゃあ私の出番だね』

《OK》




そういって、ビルの入り口だった場所に、スバル・ナカジマがセットアップをして立っていた。
目の前には、燃え上がるビル。


背後・・・地上では脱出してきた人たちの救助が行われており、けがの治療が行われていた。



「行くのか?」

「はい」

「だったら俺たちも行くぜ」

「スバルさん一人は危険すぎますし、マリアージュだっていますから」


「わかった。お願いね!!」

「おう!」「はい!!」




そういって、真人とエリオを後ろに、スバルが挑みかかるかのように一歩、ビルに向かって近づいた。



「今度こそ助けて見せる・・・もうだれも、死なせない!!」

《その通りです、相棒!!》

「バリアジャケット、アンチハザードモード、着装!!」

《OK!!》



そうして、マッハキャリバーがスバルの体にあらゆる災害のためのバリアジャケットを着せる。

より高温に耐え、より水圧に耐え、災害から人の命を救うために、彼女は持てるすべてを出し切る!!



「人の命は地球の未来。燃えるレスキュー魂・・・・そう、言ってたもんね!!!」

《子ども時代のヒーローですか?》

「うん・・・・私だって、ヒーローにあこがれるもん!!行くよ!!二人とも!!」





待っていて。



生きていて。






絶対そこに、たどり着くから!!






「誰よりも、どこであろうとも、一直線に最短距離で!!!」






そうして、スバルがウィングロ
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