第三章 X《クロス》
条件
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魂の特異性というならば
ネイティブワームと人間の中間的少女、日下部ひより
英霊であるセイバーは力も望める
偽・聖杯の器たる、間桐桜
「うたわれるもの」との契約をした少女、エルルゥ
太古の魂を宿した巫女、カミュ
太転依の中でも上位に立つ、泉戸ましろに鵺
というラインナップもある。
しかし、それらのモノではなく、彼らが選んだのはいまだ年端もいかない少女たちのみ。
一体どういうことなのか。
「・・・・でも、理由はともかくとして狙われる条件は分かった」
「ああ。この年で力を持つ者はそうそういない。自然と限られてくる」
「あと誰だ・・・?誰が・・・・・・」
そう話しながら、リストを見ていくクラウドと一刀。
保護している少女たちは観鈴が近くにいるので大丈夫だ。
彼女とて翼人。相手が上級アンデットでも、足止めすることは可能だ。
そうしてバサバサと書類をめくっていき、誰かを探す二人。
と、そこでふとクラウドの手が止まった。
「まて・・・・・確か古手梨花は幾度もの輪廻ですでに百年の時を過ごしていたんだったよな?」
「そうだけど・・・それなら羽入ちゃんは千年だぜ?それにそうはいってもまだそこらへんの子と変わらないよ」
「そうだよな・・・だったらこの彼女は・・・・!!!」
ヴィーーーーー!!!プァンプァンプァンプァンプァンプァン!!!!
「な、なんだ!?」
「警報・・・しかもこの音は!!」
そこで、部屋中、否、「EARTH」本部を、警報の音がけたたましく響き渡って行っていた。
「EARTH」の警報には種類がある。
出動
緊急出動
戦艦出動
重体者などの搬送時
そして、この警報は・・・・
「ここの襲撃警報!?」
「一体誰が・・・・いや、というよりこれはまさか(ザザッ)!?」
「観鈴さん!!」
と、そこで観鈴がらの連絡が入る。
現在、ビル内部の保護した少女たちの部屋をアンデットが襲撃し、撃退。
しかし、なおもやってくるアンデットに身動きが取れないそうだ。
「誰かやられたか!?」
『ううん!!大丈夫!!みんな無事だよ!!剣崎さんと左さんはアンデットに向かって行っちゃったけど』
「・・・そうか、なら任した・・・・あの二人なら大丈夫だ!!津上さんとか城戸さんもそっちに行ったらしいから!!」
観鈴と話をしていたクラウドに、朱里から現状を聞いていた一刀が彼らのほうは大丈夫だろうと教える。
しかし、まだ脅威がなくなったわけではない
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