第三章 X《クロス》
条件
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は確実だ。僕らに嘘は通じないから」
そう、翼人によこしまな嘘は通じない。
感情を基にする彼らは、それを感じ取ることができる。
まあ、欺く方法もないわけではないが、この状況でそれはないだろう。
「だから彼は本当に外出したいだけだと思うよ?」
「でも・・・彼は犯罪者。罪を償うためにここに入っているのに、出してしまっては意味がないじゃないですか!!!」
「うん、ギンガさんの言うとおり、確かにそう。でも、今起こってる事件を解決するために必要で、そして彼もそれに協力してくれるなら、それは立派な償いじゃない?」
「そう・・ですけど・・・・」
「それに、ぼくらがいるからね。さすがに彼も翼人とこれだけの人数相手に何かやらかそうとするわけもないし。どうする?ティアナさん」
「ん?」
「僕としては、彼を出してもいいと思う。後はティアナさんの承諾さえあれば、僕らの権限で一時的に動向してもらうことはできる」
「・・・・・」
それを聞いて、ティアナが顎に手を当てて考える。
しかし、まあ答えなど最初からこうするしかないのだが・・・・
「わかったわ、条件をのみましょう。スカリエッティ」
「感謝するよ。その代り、約束通りにすべてを話そう」
そうして、条件は満たされ、取引は成立した。
そして、ティアナたちが今回の事件に関して話を始めた。
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「イリヤが襲われた・・・?」
「うん。それで、しっかり狙ってた」
「じゃあ、彼女も標的になるのか・・・・」
「EARTH」本部。
出迎えた一刀にそう言った報告をしながら、連れてきたイリヤを部屋に案内する恋。
これで狙われたのは計八人。
御坂美琴
インデックス
古手梨花
古手羽入
アルルゥ
高町ヴィヴィオ
ルーテシア・アルピーノ
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
もはや、気づくなという方が難しい。
「全員、高校生に満たない者ばかりだな」
「ああ・・・・年の低い少女ばかり狙っている・・・・」
そういって、狙われたメンバーの書類を見てそう推測をする一刀にクラウド。
もっと力のあるものはいくらでもいる。
陰陽師の血を引く、草壁美鈴
驚異的な再生の能力を持つ、広原雪子
翼人である、神尾観鈴
エースオブエース、高町なのは
最後の夜天の主、八神はやて
神にも等しい力を持つ、涼宮ハルヒ
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