第三章 X《クロス》
宴会
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「では!第二回、スバル宅で何か騒ごう大会ーーーー!!!」
『オォーーーーーーーーーーーー!!』
「「よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっし!!!」」
なぜかマイクを持った恭介の言葉に、全員が乗り気になって片手をあげて応える。
理樹とスバルに至っては、両腕を振り上げて異様なテンションを見せていた。
「恭介!!今日はゲストがいるんだよね!?」
「あぁそうさ!!入ってこい!!真人!!謙吾!!」
「筋肉が通りまーす!」
「筋肉宅急便が通りまーす!!」
ドサリ
そういって入ってきた真人と謙吾が、一人の女性を肩から降ろして床にぺたんと座らせた。
女性の名は、ルネッサ・マグネス。
ティアナの補佐官をしている少女だ。
そのルネッサはというと・・・
「!?・・・・・・・!!??」
一回びっくりして、状況を把握したうえでまた驚いていた。
「あ、ありのままを話しますよ?私はホテルで今回の事件に関してティアナさんと話していた。そして・・・誘われたと思った瞬間にはこっちにいた・・・・何を言ってるのかわからないと思いますが、私にも訳が分からないです!!」
「あーー、ルネッサ・・・さん?」
「あなたは・・・」
「はじめまして。エリオ・モンディアルです」
「キャロ・エ・ルシエです。私たち二人ともティアナさんと同じ部隊にいた・・・」
「ああ、元機動六課の・・・・それで・・・ここは?」
ポン
「災難でしたね」
「受け入れるといいですよ」
「さらわれた状況を納得されたうえで受け入れる助言!?」
「それしかないですから!(グッ)」
「考えるだけ無駄ですから!(グッ)」
「何この子たち、怖い」
そんなこんなで連れ攫われて来たルネッサは一通り自己紹介され、同じく自分もしたのちにティアナの隣に避難した。
「ラ、ランスター執務官、これは一体・・・・」
「考えちゃダメ」
「え?」
「考えたら負けよ」
「誘ったの執務官ですよね!?」
もうだめだ、おしまいだ。逃れられるはずがない。
そう覚悟したルネッサ・マグネス執務官補佐。御年17歳である。
愛銃、シルバーダガーを握りしめていま、人生とは何かを見つめ直していた。
「私はどうすればいいのかな?シルバーダガー・・・・世界ってもっと暗かったはずだよね・・・なんか明るいや・・・あははは・・・・」
ま、速い話が現実逃避だ。
「あまりの衝撃にルネさんがおかしくなった!?」
「あー、彼女小さいころ大変な
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