第三章 X《クロス》
会話
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「イヌー!」
「待てー!」
「ワンワン!!」
「ちょ、なんでおじさんのところにうぷわぁ!!?」
その「EARTH」の敷地内の芝生で、アルルゥとヴィヴィオがが柴犬を追いかけ、そして柴犬は放課後で遊びに来た魅音を追いかけていた。
そこから少し離れた所にはシートがひかれており、その上で古手梨花、羽入が寝ており、見守るようにアリスとなのはが座っていた。
ちなみにハクオロやエルルゥ達は破壊されてしまった宮殿の修理で来れない。
事のついでに海東も手伝っているが、ひと段落つくまではアルルゥはこっちに預けることにしたらしい。
インデックスは食堂で「EARTH」のエンゲル係数を順調に伸ばしている。
ちなみに、それが直接響くのは上条のポケットマネーになのだが。
「いい天気ですね」
「うん。みんな元気で何より。でも・・・」
「御坂さんやルーテシアさんが心配ですか?」
「・・・はい」
シートの上で、なのはとアリスが話している。
なんだかんだと言って、すでに二人も連れ去らわれているのだ。
しかも、うち一人は翼人の手をかいくぐって。
もしここにそんな奴が何体もせめて着たらと思うと、守りきれないかもしれない。
「ほかの事件で動いている方たちにも、一応はラウズカードを渡しておいたのでアンデットの対策はできるはずです。それに、ここには今一刀さんだけでなく観鈴さんにクラウドさんもいますので」
「そう・・・だよね。フェイトちゃんもヴィータちゃんもシグナムさんもいるし・・・」
「はやてさんは確かまた別の仕事でしたっけ?大変ですねぇ」
そう、今ここ「EARTH」本部には四人中三人の翼人が集まっている。
正直言って、アンデットが何体かかってきても勝てるという自負はある。
しかし、理樹が対一で苦戦した相手クラスのアンデットは現在確認されているだけでも五体いる。
上級アンデット。
エレクトリックエェル
コックローチ
ブロッサム
クロコダイル
ドーベルマン
計五体
ただのアンデットならまだしも、上級となると話が別だ。
しかも、まだいるかもしれないのだ。
これ以上の脅威はない。
「・・・・アリスさん」
「? なんでしょう」
「原典・・・って知ってます?」
「え?」
なのはが、唐突にアリスに聞いた。
原典
それ即ち、「彼」が関わることのない、オリジナルのストーリー。
それの存在を、知っているのかと、彼女は聞いてきた。
「・・・・知っています」
「!!」
「しかし、世界
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