第三章 X《クロス》
未熟
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のテントで、理樹は目を覚ました。
脇には恭介や鈴をはじめ、治療班としてきた観鈴もいる。
「聞いたぜ、理樹。アンデットだって?」
「うん・・・・恭介たちのほうは!?」
「大丈夫だ。ちゃんと鎮火してきた。お前の方もこんな大変だったってのに承認とか、すまなかったな」
「・・・そういえば、ヴィヴィオちゃんが!!」
「ヴィヴィオはなのはが一緒にいて大丈夫だったぞ。だからお前は寝てろ」
「そ、そう・・・よかったぁ〜〜〜〜」
鈴の言葉に、理樹がはぁ〜、と息を漏らして安堵する。
しかし、そのあとに表情は苦々しいものに変わっていき、寝たまま拳をベッドにボスリと叩きつけた。
「でも・・・僕は負けた。あのままだったら、ヴィヴィオちゃんは確実に奪われていた・・・」
「それは・・・」
「なんでアンデットが来たんだ?いったい何が・・・」
「俺らの方にも来てたぜ」
「ああ、火事現場にいた」
「そっちにも!?」
「理樹!!」
謙吾や真人の話に驚く理樹のもとに、今度入ってきたのは一刀と愛紗、朱里だった。
おそらくはアンデットの話を聞いて、ここまでやってきたのだろう。
「一刀・・・そうだ・・・たしか!!」
「ああ、今こっちはアンデットを追ってる」
「どういうことなんだ・・・?五十二体以外のアンデットが・・・いたの・・・?」
「今から話すからさ。そのために来たんだ」
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一刀の話は、かなり重大なものだった。
こちらにも連絡を入れるべきだったと一刀が誤るが、正直に言ってこちらの事件と接点などある、と思う方が難しい。
理樹も仕方がないさと言って、とりあえずこの場を収めた。
「じゃあ・・・力を持った少女が?」
「ああ・・・今まで襲われたのは、御坂美琴、インデックス、古手梨花、羽入、アルルゥ、そして今回のヴィヴィオちゃんだ」
「他にもハルヒさんや長門さん宅にも姿を現しましたが、どうやら標的ではないようで・・・・」
「そう・・・・・」
その話を聞いて、理樹はとりあえず襲撃された訳は分かった。
彼らがヴィヴィオを狙う理由も。
「でも・・・こっちに来たのは解る。でも、どうして火災現場に?」
「わからない。もしかしたらリトルバスターズのメンバーや、スバルさんたちを狙ったのかも・・・・」
ちなみに、スバルやティアナは事件現場に残っている。
消火後の片づけや、証拠などを見てデータを取っ
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