第三章 X《クロス》
未熟
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辺境世界マウクラン、住居開拓地域
ドンドンドン!!
「下がれ!!」
チュンチュン、ギィイ!!!
ドーベルマンアンデットVSクラウド・ストライフ
「邪魔、だな!!」
ガンガン!ゴッガ!!
ドーベルマンアンデットの放つ銃弾を弾きながら、クラウドが疾走してファースト剣と呼ばれる大剣で斬りかかって行く。
が、銃身をクロスさせ、そこで受け止めたアンデットはそれを流すように降ろしながら一回転、そして銃口を向けて数十発撃ち放った。
それを大剣の面で受けるクラウド。
ドーベルマンアンデットは銃弾を放ちながらハイキックや回し蹴りをも放ち、回転しながらの攻撃を連続してきて止まろうとしない。
銃弾と脚撃の連続攻撃。
しかもそれは勢いに乗ってどんどん速くなっていっている。
「クッ・・・・!?」
「はははははははは!!どうしたのか?人間!オレに勝てないか!!」
「舐め・・・るなよ!!!」
ドォウ!!!
気合一発。
クラウドの気が充満し、バイク「フェンリル」から残りの合体剣がすべて飛んできて手や腰に収まる。
「ここからだ」
「フッ・・・・笑わせないよう・・・がんばってくれ!!!」
ドンドンドンドン!!!
ドーベルマンアンデットが銃を放ちながらクラウドに走り、クラウドもまたそれを弾き飛ばしながら迫って行った。
そして、交錯する瞬間。
クラウドが横一文字に剣を薙ぎ、それをドーベルマンアンデットが縦一回転しながらクラウドを飛び越し回避する。
しかも、回避しながらクラウドの真上で銃弾を放ってきすらした。
クラウドはそれを腰に収めている剣で何とか防ぎ、相手の動きを止めるためにブリザドを放つ。
が、当然ながら何も強化していない魔法では相手の動きを止められるわけもなく、氷の塊はいともたやすく銃弾に打ち砕かれていった。
「ははは!私も甘く見られたものだ。その程度の力?翼人とはこんなものか?」
「・・・・・」
「これで終わりなら・・・」
「封じろ」
ビギィッッ!!!
大口を叩き、こんなものかと嘲るドーベルマンアンデットに対しクラウドが短くそう言った瞬間、そいつの手足を巨大な氷塊が覆い、動きを封じ込めに来た。
いきなりの現象に戸惑いを隠せないドーベルマンアンデット。
銃を持った両腕は肘まで凍りつき、脚は同じように膝まで氷に閉ざされていた。
「目の前で氷が出て・・・おかしいと思わないのがおかしいだろう」
「なに!?」
クラウドは確かに、ブリザドを放った。
しかしよ
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