第三章 X《クロス》
火災
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に終わりはないもん・・・・」とか呟いているシャッハがいた。
と、そこでがらりと医務室の扉が開いて、部屋に客がやってきた。
「あ、ほんとだ、理樹さんだー!」
「こんにちは、理樹君」
「あれ?ヴィヴィオちゃん?なのはさんも」
そこにやってきたのは、高町なのは、ヴィヴィオ親子でだった。
なんでも今日は授業参観日で、無理言って管理局を休みにしてもらい、来ていたのだそうだ。
ここに来たのは教会の騒ぎを聞いて、管理局員である以上見ないわけにもいかないために話を聞き、そして理樹が来ているのを聞いてあいさつに来たといったところか。
「理樹君が来てるってことは・・・「EARTH」のお仕事?」
「「EARTH」というよりは管理局の協力ですね。今ティアナさんが追っかけてる事件の」
「ああ・・・・あの放火事件・・・」
もちろん、なのはも管理局員で「EARTH」登録員だ。
事件があることは当然知っている。
だが、それはそれ、これはこれだ。
事件があるからといってすべてに首を突っ込んでいられるわけではないし、教え子の事件だからといって自分が手を出しては彼女の成長にならない。
だから、まあ知っていても特に干渉することはないのだ。
「・・・・ということで、聖王教会に報告と協力を頼みに来たんだ」
「現場に血で古代ベルカ文字?」
「うん。それで・・・・」
「だったらわたし調べるーー!」
「え?」
それでなのはたちにここに来た事情を簡単に説明した理樹なのだが、そこでヴィヴィオが解読すると買って出たのだ。
確かに、ヴィヴィオは暇さえあれば無限書庫に行って読書をしている関係で、勢い余って司書の資格まで取っているのだ。
調べ物を頼むのにはもってこいの人材と言えばそうだ。
「いいん・・・ですかね?」
「ん?私はいいよ?ヴィヴィオがやりたいようにやれば」
「わーい!!じゃあいこー!どれ?ベルカ文字って?」
そうしてなのはからの許可も出たので、ヴィヴィオに血文字を写した文章を見せる。
さすがに現場写真をそのまま見せるわけにもいかない。
「うーーーん、とね、これならすぐに出ると思うよ?」
「ほんと!?」
「あはは、これだけ長いんだもん。検索すれば一発だよ!高町ヴィヴィオ!!根こそぎみんなを助けるために、がんばりまーす!」
そう言って、ヴィヴィオがさっそく無限書庫へ、といった感じに医務室から外に出ようとして、なのはと理樹がその後についていこうとする。
ピーピーピー・・・・
「ん?なんだろ」
「どうしたの?」
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