第三章 X《クロス》
初夜
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「そうか・・・」
「だがいったいなぜ彼女なんだ?」
「さあ?知らないわ。とりあえず私の家に伝わっているというだけだし」
そういって話を終える長岡。
内容は分かった。
彼女は成し遂げようとしていた。
しかし、その言い伝えは変貌し、狙われるのは彼女ではない。
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「第一回!スバル宅ツイスター大会ーーーーーー!!!」
イェェエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!
一方、ミッドチルダ
スバル・ナカジマのマンション一室。
そこで元フォワード陣とリトルバスターズが、ポカーンとしたティアナと理樹を出迎えていた。
ティアナはあの後現場を後にしてルネッサと情報のやり取りや今後の方針を伝え、彼女が今日は自分が起きているのでというのでお言葉に甘えてスバルの部屋にやってきたのだ。
一方理樹と鈴はこちらでの拠点にしている「船」に戻ったところ、書置きがあって「スバルの家に行ってる」とだけ書いてあったのでやってきた。
「な、なんで!?」
「ってかエリオにキャロ!!あなたたちまで来たの!?」
「僕らのほうもちょうど休暇が取れまして」
「それに、ティアナさんとはなかなか会えませんし」
確かに、執務官になってティアナは各所を飛び回っているためになかなか友人と会っていない。
一か所にとどまるような仕事ではないので、「EARTH」にも管理局にも顔を出す機会がないのだ。
会えてもそれは事件の合間だとか、向かいの通路からだったりで、会えたという気がしていなかった。
「だからって・・・まさかスバル・・・」
「うん?私は呼んだら面白そうだな、って恭介さんに提案しただけだよー?」
「俺は今こっちでこんなことがあるって連絡しただけだよー?」
と、そこでティアナがスバルに視線を向けると、スバルがてへっ、と舌を出して頭をコツン、おどけた感じで白状した。
そしてそれと同じ動作で恭介も暴露する。染色体が違うだけで、同じ動作なのにこうも差が出るものなのか。
腹立つ。おのれ染色体め。
「そして俺と真人が筋肉宅急便で掻っ攫ってきたんだ」
「ティアナさん」
「ええ、誘拐の現行犯ね」
「二人とも、弁護には立ってあげ・・・やっぱやめた」
「「辛辣ッッ!?」」
そしてさらなる暴露をする真人と謙吾。
本当に何しているのか。
「びっくりしましたよ。
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