第三章 X《クロス》
輪郭
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
W VS モスキートアンデット
Wルナトリガーの持つトリガーマグナム銃口から金色の弾丸が放たれ、めちゃくちゃな軌道を描きながらもひとつ残らずモスキートアンデットに向かって飛んで行った。
それを左右上下にとちょこちょこ飛び回って回避するモスキートアンデットだが、回避したはずの弾丸がUターンして戻ってくる。
「ギッ!?」
「ほらドンドン行くぞォ!!」
ガキョンガキョンガキョン!!!
さらにWは追い打ちをかけるかのように弾丸を放ち、モスキートアンデットを弾丸で包囲していく。
そうして一発が命中し、そこからはなし崩しのように二発三発と命中していった。
「ギ・・ギギ・・・・」
『このまま引きずりおろそう!』
「ああ!」
《ルナ!ジョーカー!!》
動きの止まったモスキートアンデットに、ルナジョーカーへとハーフチェンジしたWが腕を伸ばして足に絡めた。
そしてそのまま引きずりおろし、地面にたたきつけた後にさらにフィリップがメモリを変える。
《ヒート!ジョーカー!!》
「オォラァ!!」
ボゴォ!!!
翔太郎の気合いと共に、炎を纏ったヒートジョーカーの拳がモスキートアンデットの顔面に突き刺さり、その体を岩肌に叩きつけてやる。
ガリゴリと岩場を削りながら吹き飛ばされたモスキートアンデットを睨み付け、Wが腰のスロットにジョーカーメモリを落とし、腰を叩いてマキシマムドライブを発動させた。
《ジョーカー!!マキシマムドライブ!!!》
その発動を以って、その両拳に先ほどとは比べ物にならない程の炎が灯った。まるで、怒りの炎であるかのように。
「うぉオオオオオオ!!」
そうして、その拳を握りしめて走り出したW。
その拳で渾身の力を持って殴りつけ、相手を爆散させるつもりなのだ。
しかし
「危ない!!もう一体いる!!」
「なに!?ぐぁッ!?」
長岡の言葉と同時に、ガゴッガゴッガゴッ!!!という重い音を立ててWに向かって拳ほどの大きさをした鉄球が飛んできて、その動きを阻害した。
その鉄球をその両拳で粉砕、地面に落として鉄球が飛んできた方向を見ると、そこにはもういったいアンデットがこちらに向いて立っていた。
「なんだよ・・・まだいやがったのかよ!!!」
『鉄球!?・・・・そうか翔太郎。あいつは鉄バクテリアだ!!』
「はぁ!?」
マキシマムドライブを中断されたばかりでなく、それを無駄撃ちさせられた翔太郎がイラつきながら、その鉄球を打ち払って落としていく。
そうしながらも、フィリップが相手の生物を推測していっていた。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ