第三章 X《クロス》
害虫
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隣にはちょこんと柴犬も座っていた。
「ちょっと!!こっち来ないでよ!!」
「え!?」
『そうだぞ翔太郎。依頼人を守らなきゃならないのに、依頼人のところに逃げ込むとは何事だい?』
「はぁ!?え?俺悪いの?確かにその通りだけど、俺が悪いのかこの場合!?」
そんな言い合いをする彼らだが、そこにあるものを発見する。
服だ。
作業員の着るようなものから、男性用の服、女性用の服、子ども服、さらにはサーファーが着るようなライフジャケットやダイバースーツ、釣り人のジャンパーや、釣り竿やらの道具もそこに捨てられてあった。
「これは・・・??」
『・・・・・翔太郎。あのアンデットはおそらく蚊のアンデットだ』
「フィリップ?」
『モスキートアンデット、といったところかな?そして、あいつが撃ち出してきているのは、赤い弾丸だ・・・!!』
「・・・・まさか・・・・あの野郎!?」
『そうだ、あいつは・・・・ここにやってきた人間の血を吸って、それを押し固めて高圧で噴き出してきているんだ!!!』
「これだけの人間を・・・」
『許せないね、翔太郎』
「ああ・・・あの野郎は、絶対にブチのめす!!!」
ザッ!!
《ルナ!》《トリガー!!》
「行くよ!!翔太郎ッ!!」
「ああ・・・フィリップ!!!」
《ルナ!トリガー!!》
「『オオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』」
そして、岩場から飛び出した幻想の狙撃手の銃口から飛び出した金色の弾丸が、吸血の化け物へと襲いかかった。
「『さあ、お前の罪を数えろ!!!』」
to be continued
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