第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
7.
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「と、言うのが俺と早苗の関係だ」
丞一は自分と早苗の関係を霊夢と魔理沙に話した。
丞一と早苗は所謂幼なじみだ。幼稚園に入る前の頃から丞一が引っ越す前にすんでいた家と近かったという理由から、守矢神社の境内出よく遊んだものだ。そんな中、小学校二年生の時に丞一が現在すんでいる家に引っ越してしまい、年賀状でしかやりとりをしなくなってしまったのだ。
「ふーん。つまり、二話の地の文が伏線になったというわけね」
「霊夢、お前中立といったあの言葉は嘘だったのか」
お前だけは信じてたのに、と丞一はうなだれた。
「しかし、霊夢が某実力派エリートの台詞を知ってたのも、早苗からか?」
「ええ、そうよ。あれ面白いから借りたのよ」
「ちゃんと返せよ。借りっぱなしとかダメだかんな。特に死ぬまで借りるぜとか言うようなやつは信用なくすぜ」
そう言うと霊夢と早苗はバッと魔理沙をみた。
そしてとうの魔理沙は、バッと顔を逸らした。
「……そう言えば私、魔理沙さんからワンピース返してもらってません」
「まだ、三カ月しか借りてないんだぜ」
「三ヶ月は短かったけか?」
『寧ろ長いんじゃないんですかね』
ダークワンが半ば呆れながらそう言う。
「そんなことより、丞一」
「そんなことじゃねーよ霊夢。三ヶ月も借りパクとか、それ五年以上はパクられるパターンだから」
「あんた、住む場所はどうすんのよ。昨日は泊めたけど、今日は無理よ金銭的問題で」
「無視かよ。うーん。どうしよう」
「なら家に来ませんか?」
早苗が期待の眼差しを丞一に向けてくる。
久々の再会で話したいこともあるのだろう。
「誘ってもらうのはうれしいけど、あいにく家はあるんだ」
そう言いながら、ポケットからほいほい容器を取り出した。
「あ、それってほいほい容器じゃない」
「ん?霊夢知ってるのか」
他の二人は頭上にハテナマークを浮かべていたが、霊夢は知っていた。
「ええ、それ紫の怪しい開発品でしょ。誰も試す気にすらならなかった紫印の」
「それ以上言わないでくれ。家が心配になってきた」
霊夢の懇切丁寧な説明を打ち切らせ、ポケットの中から手の中に収まるサイズのカプセル、いや容器を見直す。そして身震いしてしまった。漫画やゲーム、金などほとんど全て家の中にあるからだ。
そこで、丞一は──一分くらい──考え、そして、
「──────スパーーーァッッッッキーーーングッッ!!」
とりあえず投げた。
「って、なにしてんのよ!」
「中身を改める」
「もし中身がぶっ壊れてたらどうすんのよ!境内掃除すんのめんどくさいじゃない!」
「そこかよ!もっとこう、神聖な神社だからだめだとか色々あるだろ!」
「大丈夫だ、いざって時は俺のスタンド能力でブラックホールを生みただしてそれで粉みじ
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