2話
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へぇ〜、見つかったの。それで出ていくのかしら?」
「いえ、全員それぞれの立場を得ていますからね。もうしばらくは付き合いますよ。バラバラのほうが夫との合流できる確率が増えますからね」
「私がローマだ」
「えっ、何?自分をローマと言ったのか?ということはロムルスか!?あっちの旗はカリギュラだし、あれは確かカエサルだろ、ネロもアウグストゥスもある。なに、このローマ皇帝連合は!?ファラオラッシュもキツかったけど、こっちもこっちでキツイだろ!!」
「ふ〜ん、飛将軍呂奉先ね」
郭図からの報告を聞きながら三国志最強と名高い呂布の戦力報告が凄いことになっている。
「はい。その武勇、並び立つ者おらず、単騎で賊3万の首が飛びました」
「それは比喩?」
「いえ、本当に3万近くの首が並べられました。首から下は、飛将軍の飼っている獣に食われたと。病気を広げないためと陛下に報告がなされたと部下からの情報です。また、裏が取れていませんが竜を狩って腹を満たさなければならないほどの大食漢であるとも報告を受けております」
「もうちょっと詳しい情報を集めなさい。特にその飼っている獣の情報をね。それから飛将軍の姿絵もなんとか手に入れなさい」
「御意」
「急いでね」
玉の詰まった袋を投げ渡して、それを確認した郭図が急いで部屋から出ていく。確かにこの世界のTSしている武将は強い。だが、話半分だとしても呂布は強すぎる。かなりの高確率でオーフィスちゃんだよね。獣の方はもしかしたらスコルちゃんとハティちゃんかもしれない。
「クラさん、クラさん、どこに居るのです」
遠くから袁紹ちゃんが大声で私を呼んでいるので物置に使っている部屋から出る。
「はいは〜い、どうかしたの袁紹ちゃん、どうしたの?」
「軍の用意を!!この私が大陸に平和をもたらすのですわ!!」
「じゃあ、準備しよっか。詳しい話も聞きたいから皆を集めるね。色んな街からも袁紹ちゃんのために民が集まってくれると思うからちょっとだけ時間をちょうだいね」
「そうですわね。皆さんも私のために集まってくださるのですものね。どれぐらいの時間がかかるかしら?」
「早馬を飛ばして集まれ〜っていうのに2日、そこから皆が歩いて集まるから5日、袁紹ちゃんの兵士だぞって見せるために装備を配って訓練をして、疲れていたら意味が無いから休ませて全部で2週間かな?」
「そんなにですの?もっと早い方が」
「大丈夫大丈夫。大陸中の諸侯に文が来たんでしょう?だったら、他の皆は小さい集団をちまちま潰すしか出来ないから。賊も小さいままだと危ないからって集まって、大きくなったら私達が一気にドカーンって
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