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巫女のホグワーツ入学記
決闘? バカが数人いたわね
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ーー

「辛っ!!」
「あードラコそれ塗っちゃったー激辛ペッパー塗っちゃったーアホだバカだ、わー」
「み、みず! 水ゥウ!!」

 ドラコは自作の激辛ペッパージャムを塗ってしまい、口から火を吹いている。暇だったから、私が適当な分量の胡椒やら唐辛子やらその他諸々を入れて鍋で煮込んで1日放置した大傑作だ。是非残さず食べてもらいたい。

「み、水?」
「水…ふぉい」

 クラッブとゴイルは暴れるドラコを見て首を傾げ、近くにあった水差しを取り、彼の口に流し込んだ。軽い水攻め状態だが、辛いよりはまだマシだろう。何故か「シュワァア」という効果音が聞こえたような気がしたが、きっと気のせい。うん気のせい。
 この日からドラコは、死ぬまでジャムは食べないと心に決めたらしい。残念。ちなみに、メイドイン霊夢さんの激辛料理パート2の、「わさび大量塩増量★激ウマwwメロンww」は教職員テーブルに潜ませておいた。この時期にメロンを食べる人間はいないかもしれないが、きっと好きな先生はいるはずだ。このメロンには、1日効果が続く呪いをかけておいた。さぁ、誰が食べるかな。

 この日、「闇の魔術に対する防衛術」は休講になった。

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