組み分け? どうでも良い
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・スネイプがやってきて、新入生の寮の部屋を伝え始めた。私は、パンジー・パーキソンを含めるその他スリザリン女生徒3人と同室だった。
スネイプ先生が去ると、パンジーはまたしても私に突っかかってきた。
「ねぇ博麗、貴女特別な能力があるんでしょ? だったらさ、アタシと勝負しなさいよ」
「勝負? それはまた、ガキっぽい事を…面倒くさい」
「今から一週間後、湖のほとりで『決闘』をしましょ? 魔法使いの決闘。その時に、貴女の特別な力って奴を見せなさいよ」
「決闘…まぁ良いけど。ま、別にアンタに私の力を見せるつもりはないけどね」
「そんなの、無理矢理にでも出させる。そして、そんな生意気な口、二度と叩けないようにしてやるから、覚悟してなさい」
「…変な奴」
勿論弾幕やスペルカードを見せるつもりはないし、その必要性もないだろう。パンジーがドラコに好意を寄せている事は確かだ。私の力が見たいというより、何方がドラコに相応しいかを決めたいと言った所だろうか。しかし、私は幻想郷の人間故に、向かってきた奴は誰であろうと全力で叩きのめすという確固たる幻想郷的思考を持っている。博麗の巫女である私は尚更、だ。
パンジーが部屋へ上がっていくと、ドラコが心配そうに話しかけてきた。
「あー、パーキソンは…あまり気にしない方が良い。決闘なんかしなくても…」
「私は、一度決めた事は絶対に曲げない質だから。心配は無用。でもまぁ、その決闘にアンタも来てくれたら良いけど」
「僕も、か?」
「えぇ。心配してくれるなら、ちょっとは見に来て頂戴」
私が言うと、ドラコは少し考えた後、笑顔で頷いた。素直なのは良い事だ。さぁ、これからが楽しみだ。
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