魔法使い? 私は博麗の巫女よ
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た事、心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要な教材のリストを同封いたします。
新学期は9月1日に始まります。7月30日必着でふくろう便にての返事をお待ちしております。
敬具 副校長ミネルバ・マクゴナガル』
ダンブルドアと言えば、ハリー・ポッターの倒した、最恐の闇の魔法使いヴォルデモートが唯一恐れたとされる魔法使いだ。私はよく知らないが、ロンが蛙チョコレートのおまけカードやらを見せてきたのである程度は把握している。何しろ、偉大な功績を残した魔法使いだ。
教科書並びに教材のリスト…私はお金を持っていない。お金までウィーズリー家の方々に負担してもらうのは嫌だ。
すると、私の巫女服のポケットの中に、何か重みを感じた。違和感を感じてポケットの中に手を突っ込んでみると、茶色の皮袋が出てきた。それには手紙が添えられている。
『まさか霊夢が迷い込んだなんて思わなかったわ。魔理沙だったら絶対にしないけど、特別よ。一応、必要なだけだったらいくらでもお金が出てくる袋。なくさないようにしてね。 パチュリー・ノーレッジ』
袋を開くと、多くの金貨が入っていた。これならば、ウィーズリー家に負担を強いる事もないだろう。それに、宿泊施設なども使えるかもしれない。しかし、貧乏癖が出てしまい、どうしても不必要なお金を使おうとは思わなかった。甘えられるのなら、そうしておこう。
「今日リストが届いたわねみんな。お昼頃に買いに行きましょうか」
モリーは笑顔で言う。今日は平日なので、アーサーは既に魔法省に仕事に出ている。彼は魔法省の魔法不正使用取締局の局長をしているらしい。マグル(普通の人間)の製品が好きらしく、電池やら飛行機やらに興味があるとか。正直、私も初めて見た代物なので興味が湧いた。
お昼時になると、皆魔法使いのローブに着替えた。私は巫女服しか持っていないので、そのままの格好で買い出しに行く事にした。
「何処に行くの?」
「『ダイアゴン横丁』だよ。何でも揃う場所さ。そこで色々と日用品を揃えたりするんだ」
何故か私達は、暖炉の前に並んでいた。ふとガイドブックの内容を思い出す。確か、魔法使いは「煙突飛行ネットワーク」というモノを自分の家の暖炉で繋ぎ、暖炉間で行き来ができるらしい。
「暖炉の中に入って『煙突飛行粉』を掴み、行きたい場所を叫ぶ。そして粉を暖炉の中に投げ込めば移動できるんだじょ。霊夢は使った事あるかい?」
「ないわよジョージ…フレッドかしら?」
「残念、ジョージでしたー☆」「と見せかけてフレッドでしたー☆」
「本当にそっくりね…」
相変わらず双子は見分けがつかない。片方頭を剃っておくとかすれば、きっと何方かが分かるだろうが、この瓜二つな少年を見分ける事は難しい。
「
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