ガンダムW
1665話
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に頼るしかありません。よろしくお願いします。こちらも防戦の準備を可能な限り整えておきますので』
艦長がそう言い、通信が切れる。
「そんな訳で、綾子は今回基本的にこのピースミリオンの護衛に徹してくれ」
「了解。もっとも、アクセルが出る以上、あまり心配はいらないと思うんだけど」
「そう言ってくれるのは嬉しいけどな。俺だって出来る事と出来ない事があるんだぞ」
もし俺が何でも出来るのなら、それこそホワイトスターとの連絡を取って俺だけではなく、本当の意味のシャドウミラーとして活動出来るだろうし。
「ふふっ、アクセルが何を言いたいのかは分かるけど……それでも、あたしにいいところを見せてくれるのを、楽しみにしてるわよ」
そう告げ、綾子と唇を重ねるだけのキスを数秒すると、2人揃って部屋を出ていくのだった。
トールギスに乗ってピースミリオンの格納庫から出撃した瞬間、近くをビームが通りすぎていった。
「ちっ!」
既に戦闘は始まっており、現在はお互いが離れた位置から射撃を行っているところらしい。
だが……と、現在の様子に疑問を覚える。
こちらの戦力は老朽艦が3隻に、まだ状態が完全ではないピースミリオン。
それに比べると、向こうはトーラス部隊だ。
トーラスが持つトーラスカノンの威力は、ガンダニュウム合金ですら破壊するだけの威力を持つ。
つまり、本来であればこっちは既に幾らか被害を受けていてもおかしくはない。
だが、そんな状況に関わらず、こちらの戦力は未だに無傷と言ってもいいような状況だ。
その事に違和感があったのだが、今はとにかく向こうの戦力を何とかする必要があるだろう。
「全機、俺が攻撃を仕掛けるから、残りの戦力は防戦に徹しろ」
それだけを短く告げ、スーパーバーニアにより最大加速をしながら前方に向かっていく。
そんな俺に対して、当然のようにトーラスはトーラスカノンを放ってくる。
ピースミリオンや軍艦に向けて撃っていたのとは、全く違う……こちらを殺そうとするだろう一撃。
そんな攻撃を、スーパーバーニアを細かく制御する事によって回避しながら、こちらもドーバーガンを撃つ。
真っ直ぐに離れたたビーム砲、数機のトーラスを飲み込み、爆散させる。
そのままスーパーバーニアを動かして更に回避しながらステータスを確認すると、当然というか、予想通りというか……撃墜数は全く増えていない。
つまり、俺達と敵対している相手は有人機ではなく、MDなのだろう。
個人的には無人機の運用について反対ではないが、こうして敵として無人機が現れると、非常に厄介だと言ってもいい。
幾ら倒しても、次から次に敵が現れるような感じすらするのだから。
勿論それは気のせいであり
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