IFエンド 「スバル・ナカジマ」
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んだろうな。立場があったりすると色々と大変だろうし、可愛いし綺麗だから昔からモテただろうから。
あ、別に自然体で居られること以外にもショウさんの魅力はあるから。冷たいように見えて優しいし、面倒見も良くてお菓子作りも上手い。それに魔導士としても一流で色々と教えてくれるし!
「スバル、どうかしたのか?」
「――っ、なな何でもないです!?」
「本当か?」
本当、本当です。ただショウさんのことを考えていただけで……何でそこで近づいて来るんですか。まあ私のことを心配してってことは分かってますけど、今の私にとっては逆効果というか……もちろん嬉しくもあるけど。
「坊主、あんまりうちの娘をイジメてくれるな。色恋はお前さんが初めてだからな。色々と初心なんだからよ」
何でここでお父さんが出てくるの!
いやまあ、はやてさんとの繋がりでショウさんとは昔から親しくしてただろうけどさ。これから娘が彼氏と出かけるって時に出てこなくてもいいと思う。大体私のことを初心とかいうのやめてよ。確かにショウさんが初めての相手だし、あんまりそういうの得意じゃないけど何か恥ずかしいじゃん。
「別にイジメてるつもりはないんですけどね」
「ふむ、まあそれもそうか。正直スバルが勝手に自爆してるだけだからな……さっきも何を着て行こうか部屋を散らかすくらい」
「お父さん、そういうことは言わなくていいから!」
どうして私の恥ずかしいところばかり言おうとするの。ショウさんに知られたら恥ずかしいのに……六課の頃から付き合いあるからすでに知られてそうな部分でもあるけど、今は部下と上司って立場じゃない。彼女と彼氏の関係なんだから知られてることでもさらに知られたくはないんだから!
「馬鹿言ってんじゃねぇ、大事な娘を預けようってんだ。ちゃんとお前のことを知ってもらわねぇと坊主にも悪いだろうが。お前はギンガと違って器量が良いってわけでもねぇんだからよ。坊主に捨てられたら今後男が出来ねぇかもしれねぇだけにオレがどんだけ心配してることか……」
「何で娘よりも相手に対して配慮するの。確かに私はギン姉よりあれだけど……というか、ショウさんは理由もなく捨てる人じゃないし!」
「おいスバル、それは理由があれば捨てるって言ってるようなもんだぞ」
…………。
………………お父さんが悪いんじゃん!
ショウさんが来る前ならともかく、すでに来てるというか本人目の前にして言っちゃった。これがきっかけで別れることになったりしたら、私はお父さんのこと一生恨むからね。
「ゲンヤさん、それ以上やられるとこのあとが大変なんですが」
「おっと、それもそうだな。だがよ坊主、お前さん本当にこいつでいいのか? はやてだとか教導官や執務官の嬢ちゃんとかスバルより良い女は居るだろう?
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