IFエンド 「スバル・ナカジマ」
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んもよくOKしてくれたよね……えへへ」
経緯はどうであれ私がショウさんの彼女に変わりはない。それだけで自然と笑顔になってしまう。
ティアからは恋愛に疎いだとか、そっち方面は本当に駄目ねとか馬鹿にされてたけど、今ではティアよりも上だ。だってティアには彼氏がいないし、できる気配もないんだから。というか……
『は? ……あんた今何て言ったの。私にはショウさんが好きだとか聞こえたんだけど』
『そう言ったけど?』
『……その、友達とかそういう意味でよね?』
『ううん、そういうのじゃないよ。男の人として好き……大好き』
なんて流れが過去にあったんだけど、この次に言われたのが「馬鹿なのあんた、あの人達に勝てると思ってるわけ!?」だった。
当時はティアこそ何を言ってるんだろうって思ったけど……今冷静に考えてみると、確かに私は凄い勝負に臨んだんだよね。不屈のエースオブエースであるなのはさん、執務官として働いているフェイトさん、そのふたりよりも出世してるはやてさん達に挑んだようなものだし。
子供の頃から管理局員として働いてて経験も実績も上の人達ってことだけでもあれなのに、ショウさんとは長年の付き合いがある。それぞれの家を訪れたり、一緒に遊びに行ったりと青春を共に過ごした過去があるんだから。普通に考えたら私が入り込む隙間なんてありそうにない。
「……でも! なのはさん達って私以上に恋愛面はヘタレというかダメだったわけで。勇気を出した私が勝利したんだからなのはさん達のことなんてどうでもいいはず!」
長年ショウさんのことを想ってきたかと思うと申し訳なさも感じたりもするけど、ショウさんを渡したくはないし。そりゃ私よりも可愛いし、綺麗だし、料理とかもできる人達だけど……何で私はショウさんと付き合えてるんだろう。
というか、私なんかがショウさんと付き合っててもいいのかな。他の人と付き合った方がショウさんも幸せなんじゃ……
「…………はっ!?」
今は仮定の話を考えてる場合じゃない。ありえる話ではあるけれど、少なくともショウさんの今の彼女は私なんだから私がちゃんとしていれば問題ないはず。そのためにもまずはデートに着て行く服を決めないと。もうすぐショウさんが迎えに来る時間だし。
……だけど、決められる気がしない。付き合う前は問題なかったのにどうして付き合い始めた途端にこんなことになっちゃったんだろう。
私は正直ティア達に比べたら女の子らしくはないと思う。髪の毛は短いし、スポーツとかも男の子に交じってやるのも平気な方だし。体つきに関しては女の子らしいけど……これまでに女の子らしい恰好とか、胸元とかを強調する服とか着てこなかったから恥ずかしいと思っちゃう。
「ショウさんから可愛いって思ってもらいたいけど……でも急に
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