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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
46アイリス覚醒
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外を軽く散策したりするのは許されたが、妹を捨てた時点で砂に戻される王子と従妹。
天使の仕事なので逃亡者を見逃すような不手際も無く、商人であろうが町中をよく知る下級貴族の放蕩息子であろうが、頼るべき人物は全員死んでいた。
「やめてよう、それ以上姫を虐めないで」
悪逆非道なのは天使で、以前からこの人物は優しいのだと知っていた姫。
言葉が通じないサッキュバス達もカズマには懐き、先を争って抱き着いている。親衛隊にも敬意を払わていて、あの天使にも大切にされているのだと思えた。
「カズマ様、兄を自由にしてやって下さい。わたくしのように籠の中の鳥では可哀想です」
カズマにオネダリする味を覚えたアイリス。もう支払いは決まっているので自分で負債を積み上げ、せめて高く売り付けようとしていた。
もう二人の婚約者も民衆の前で醜い化け物に犯されて化け物の子を産んだり、牢屋の中で使い物にならなくなるまで犯されて、何故か舌を噛み切れず、数百人に輪姦されても死ねず、ようやく刑場の露と消えて楽になった後だった。
「姫も自由だからね、遠出する時は危ないからお兄さんと一緒にね」
何故か外出まで認めてもらい、今まで城を出して貰えなかったのも、姫という立場を失ってから自由になった。アイリスさえ一緒なら兄はどこにでも行けるように気を使われ、後は優しかった頃の両親を戻して貰えば幸せな時代に戻れる。
「お姉さま、わたくしと一緒にカズマ様に嫁入りしませんか? サッキュバス王は優しい方で、市民からも、天使からも守って下さいます、是非そうしましょう」
「「「エ?」」」
顔も知らないような高慢ちきで何の能力もない婚約者、親同士で勝手に決めた王族の無能よりも、目の前の優しく愚かで、オネダリさえすればどんな願いでも叶えてくれる馬鹿、天使にでも願いが通る新時代の王に一緒に身を売ろうと誘った姫。
幼いながら政治家とか王族の遺伝子のスイッチがガッツリONに切り替わり、目の前の男を使って市民にも世界にも復讐してやろうと思い立って、アイリスの瞳の奥にも炎が宿った。
「アレ、ドウシタンデスカ? オヒメサマ」
ダークエルフの姫とも少し違う、復讐心を前面に出した怒りと違い、静かで青白く、氷でもそのまま燃やしてしまいそうな冷たい炎に近寄られ怯えるカズマきゅん。
「さあ、今宵よりわたくしはカズマ様の物、どうぞご自由に」
また怖い女に乗られて、やっぱり今日も逆レイプされる。姫に鬼畜凌辱するはずが、鬼畜凌辱されるのはカズマだった。
「お姉さまもご一緒に、ウフフフフフフフフフ」
「え? ええ」
怖い妹を見てしまった兄も、ドン引きしながら別室に案内されて行った。
従妹の少女も、兵士や市民に凌辱されるより、アイリスの「下僕」に気に入られて自由に暮らすのを選んだ。
「カズマ
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