ガンダムW
1664話
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なくて、つい」
詳しく話を聞いてみれば、それぞれハワードとドクトルSの部下だった男だという事が判明した。
ハワードもドクトルSも、両方とも凄腕の技術者だというのは間違いない。
だが、OZにいた時は行動を共にしていたのだろうが、別々に行動するようになってから随分と時間が経つ。
その間に、お互いのやり方が以前と比べると変わって……いや、進化してきたと言うべきか?
ともあれ、そんな具合にハワード流、ドクトルS流といった風になってしまっており、それが今回の騒動の原因だったらしい。
いやまぁ、それも分からないではないけどな。
いずれどっちかに統一するか、もっと新しいやり方を作る必要があるんだろう。
「話は分かった。どっちのやり方が有効なのかは、これから一緒に仕事をしていけば分かるだろう。とにかく、喧嘩腰になったりしないでやってくれ。ここでお互いが喧嘩をしても、それは全く意味がないからな」
そう告げると、2人の技術者も納得したのかそれ以上は口にしない。
取りあえずこれでOK、と。
「へぇ……アクセルも意外とやるわね」
「……これで褒められても、微妙に嬉しくないんだけどな。それより、行くぞ。この先に何があるのか分からないけど、少しは暇潰しを出来ればいいんだが」
「ありゃ、照れ隠し?」
「好きに言ってろ」
こうして、俺と綾子は2人の技術者の前から移動していったのだが……
「何だかこう、お互いに下らない事で言い争っているのが馬鹿らしくなってきたな」
「ああ。俺達の敵は……あそこにいる」
「そうだな。あんないい女を侍らせて。俺達にとっては敵としか言いようがないな」
「知ってるか? アクセルってあの綾子以外にもD-120コロニーにもう1人恋人がいるんだぜ? それも、綾子に負けないくらい美人の」
「……嘘だろ? そんなのって……そんなのって、ありかよ! 二股掛けてるのに、なんであの綾子ってのは……」
「お互いに納得ずくの関係なんだろうよ。アクセルがトールギスを持ってハワードの所にやってきた時も、3人で1部屋だったし」
「くっそぉ……傭兵ってのは、そんなに儲かるのかよ。あの名無しも、もしかしたら……何がトロワだ……」
「うん? 何の話だ?」
「え? いや、何でもない。とにかく、今のアクセルは許せん! 後で絶対に倒してやる!」
「それは同感だ。同感だけど……ガンダム3機を相手に互角に戦えて、そのうちの1機を鹵獲するような奴だぞ? しかも生身の戦いでもガンダムのパイロットを全く寄せ付けないらしいし……そんな相手に、そう簡単に勝てると思うか?」
「ぐぐっ、じゃ、じゃあなんだよ。俺達はずっとアクセルを羨んでいろってのか!?」
そんな声が背後から聞こえてくるが、スルーする。
「ふふっ、
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