暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1664話
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れという訳ではなく、精神的な疲れなんだけどな。
 にしても、ピースミリオンを覆っていたあの建造物は少し勿体なかった。
 このピースミリオンを覆うだけの簡単な建造物ではあったが、それでもかなりの質量があったのは間違いない。
 また、仮にもスペースデブリがピースミリオンの装甲に当たらないようにしていたのだから、ガンダニュウム合金とはいかなくても、それなりに頑強な金属だったのは間違いなかった。
 出来ればここで回収して空間倉庫の中にでも入れておきたかったんだが……当然これだけの人前でそんな真似が出来る訳もない。
 もしいきなりそんな金属の塊が消えたら、それこそ怪しまれるのは確実なのだから。
 いや、実際にはもし空間倉庫に収納しても、綾子以外は空間倉庫なんて存在を想像出来る筈もないし……実は特に気にする必要もなかったのか?
 まぁ、結局あの暗礁宙域に放り出してきたんだし……どうしても欲しいのなら、そのうち取りに戻ればいいんだろうけど。
 そこまでして欲しいのかと言われれば……それもまた、微妙だ。
 それこそガンダニュウム合金とかだったら、文句なく欲しいんだが。

「アクセル、少し中を見て回らない?」

 トーラスを格納庫に収納し、コックピットから降りた綾子がそう言いながらこっちに近付いてくる。

「ああ、それは構わないけど……この艦はまだまだしっかりと本領を発揮してないんだろ? なら、迂闊に動く訳にもいかないんじゃないか?」
「大丈夫でしょ。勿論他の人の邪魔をする訳にはいかないけど、見て回るくらいなら。ほら、早く早く」
「……いいのか?」

 早速トールギスとトーラスの補給と整備をしようとしている相手……ハワードの部下だったか、ドクトルSの部下だったかは忘れたけど、ともあれそんな整備員に尋ねる。

「いいんじゃないですか? ただ、運航に必要な最低限の機能しか起動していないので、そんなに面白い場所はないと思いますけど」
「……だ、そうだけど。それでも行くのか?」
「当然でしょ」

 何が面白いのか、綾子は俺の言葉に満面の笑みを浮かべながら、答える。
 まぁ、ピースミリオンはこれから俺達の本拠地になるんだし……そう考えれば、しっかりと中を見て回っておいた方がいいのは事実か。

「分かった。なら、少し見て回るか。……一応聞いておくけど、危険な場所とかはないんだよな?」
「えっと、そうですね。空気がないとか、そういう場所はありません。ただ、まだ色々と調査をしている状態なので、その為の道具とかが色々と散らばっている可能性はあります」
「ああ、そっちは問題ない」

 今心配していたのは、あくまでも真空状態になっていないかどうか、というだけだ。
 真空状態になっていても、俺は全く問題ないが綾子の場合は半サーヴァント
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