第二話 戦う決意
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「ダグオンが現れた?」
時空管理局では宇宙人の再来・・・そしてダグオンの再来に驚いていた。
「これが目撃されたダグオンです・・・あと」
画面に表示される楓。
「彼女は?」
「元魔導師・・・南楓・・・訓練中に魔力が暴走しその後行方をくらます・・・彼女がこの事件の生き残りだ・・・」
「彼女は今は?」
「まだ風鈴山に居るはずですが・・・」
「彼女の保護をお願いします」
第二話 戦う決意
風鈴山
「・・・・・」
楓は一人焼け焦げた道場の整理をしていた。他の門下生はどうなったか分からない。
長い髪を下ろし久しぶりに私服に着替えた楓は左腕のダグコマンダーを見つめた。
「・・なんで私にダグコマンダーが与えられたんだろう・・・」
自分はダグオンには相応しくないそう思った。
「私は救世主なんかになるつもりは無いのに・・・」
風太郎から渡された1枚のメモを見た。
宇宙人の襲撃を回避した楓に風太郎と玄は・・・
「・・・・・・・・・・・・」
「姉ちゃん・・・行くところあるの?」
「・・・ない・・・家には帰れないよ・・・」
楓は風太郎に空元気で答えた。
「大丈夫・・・何とかなるよ♪」
「楓さん」
「玄さん・・・」
「良かったら家に来ないか?」
「玄さんの家に?」
「家もちょっと訳ありでね・・・大丈夫、一人増えたって大丈夫さ」
そして風太郎からメモを貰った。
「・・・よし」
他に行く当ても無い楓は霧島家に向かうのだった。
ふもとで山に向かって礼をすると
・・・バスに乗り・・・
・・・電車に乗り・・・
・・・また歩いた・・・
ただ心にポッカリ穴が開いた気分になっていた。
「・・・着いた」
楓が辿り着いたのは大きな施設だった。とてもじゃないが一般の民家ではない。
「・・・養護施設『霧島園』?ここが玄さんの実家?」
楓はインターフォンを鳴らすと霧島園の中に入った。
「いらっしゃい!!」
「お世話になります」
玄が楓を迎え入れると風太郎が楓を子ども達に紹介した。
「みんな集まれ!!」
『はああああい!!』
「みんな!新しい家族だ!」
「南楓です!宜しく♪」
『よろしくお願いします!!』
子ども達の元気の良さに楓は思わず笑ってしまった。
「ねえ!お姉ちゃん遊んでよ〜」
「え!うん何する?」
「人形遊び!!」
「鬼ごっこ!!」
「分かった分かったみんなやろう〜」
これをきっかけに楓の新しい生活が始まった。
「・・・!!・・・!!」
何やら
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