第三章 X《クロス》
根幹
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放ってしまった」
「待ってくれ。ってことはアンデットで蓋をして封印してたんだろ?それならもう邪神の封印も解けてるんじゃないのか?」
「いや、それは違う。ここにもあるように、「邪神」はアンデットとはまた別の存在らしい。封印に使われたアンデットは不死だから衰えることはないが、この邪神は一万・・・いや、場合によってはさらに太古から封印され続行けていた」
「邪神は魂に飢えている・・・・ってことか?」
「ああ。そしておそらくは強い能力や魂を持つ者であろう者の中で、一番近かったのが彼女だった・・・・連れ去られてしまったがな」
「なるほど・・・」
「だったら警戒態勢を引かなければなりませんね」
「うん。力を持った少女は、幸いなことに多く「EARTH」にいる。みんなをここに・・・」
そうして一刀が各方面へと連絡を取ろうとするが、そこで医務室の扉が開いて、一人の青年の声が聞こえてきた。
「なるほどな。大体わかった。二人ならもう連れてきたぜ」
「!! 士!」
「それにユウスケも・・・・あ、梨花ちゃんに羽入ちゃん!」
「見たこともないようなアンデットってのは、そういうことか」
「俺たち、雛見沢に行っている時に・・・・」
標的であろう梨花と羽入をここまで連れてきた士とユウスケが、一連の話を聞いて納得していた。
海東と夏海はすでに雛見沢で別れ、各地に走っていた。
そして話の内容から、士は大まかながらも邪神の目星をつけていた。
「そいつ・・・知ってるかもしれねぇ」
「本当か!?」
「ああ・・・・だが俺が知ってんのは別世界のだ。こっちのとはかなり違う。それにそれなら・・・・・」
「それなら?」
「多分、海東の方が詳しいと思うぞ?」
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「みんな・・・無事・・・か・・・・」
「くっ・・オレはまだ大丈夫だが、ベナウィとクロウが重傷だ。あいつらなんなんだ兄者!?」
「わ、わからん・・・「EARTH」に緊急連絡!!ここからは私が出る!!」
「兄者!?」
ゴォンっ!!
と、そこで宮殿の屋根を突き破られた。ハクオロがウィツァルネミテアの姿となって、巨大な姿に変貌したのだ。
が、その睨みつける敵は人間大のモノ。
現在、カルラとトウカが交戦しているものの、一向に攻撃が入らない。
この二人の攻撃をして、そのすべてを回避、防御しているそのアンデットは、全身が黒光りして
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