第三章 X《クロス》
出動
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!!
ライジングドラゴンフォームとなったクウガが、キリンのような化け物の腹部にロッドの先端を突き刺してエネルギーを送り込む。
そのエネルギーによって化け物は爆発、炎は火柱を上げ、クウガはマイティフォームに戻った。
しかし
「?・・・!!こいつ・・・・」
ユウスケは見た。
爆発したその炎の中に、その化け物が原形を留めたままで焼けていっているのだ。
そのベルトのエンブレムが、パキン、といって縦に割れた。
「ユウスケさーーーーん!!」
「どうし・・・・えぇ!?な、なんですかこれ!?」
と、そこに圭一とレナが走ってきた。
詩音と沙都子は悟史の定期検診に付き合っているらしい。
二人が神社の階段の前で焼けているそれを見て驚愕するが、ユウスケは信じられないものを見るような顔をして、呟いた。
「わからない・・・・アンデットは全部、封印されているはずだ・・・・でもこいつは・・・・」
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敵は、アンデット
それはとっくにわかっていた。
門矢士は、最初からそれは解っていた。
ベルトを見て、一発だ。
しかし、おかしい。
アンデットはすでに(あくまでもこの世界のは)全種封印されていたはずだ。
しかもこいつ、否、こいつらは・・・・
「キリンに豚にバラのアンデット・・・・?そんな奴らはいなかった!!」
ガキィ!!
「52種の生物に、お前らはいなかったはずだ!!」
「フシュルルルルル・・・・」
そう、その52種のアンデットの中に、そんな生物はいなかった。
だったら、こいつらは一体何なのか。
「お前ら一体なんなんだよ!!」
そう叫びながら、士がバラのアンデット「ローズアンデット」を蹴り飛ばした。
しかし、鞭のように伸ばした棘付きの茎をディケイドの腕に絡ませ、一気に引っ張って入れ替わるようにして彼の後ろにいる梨花たちに突っ込んでいった。
「させっか!!」
《ATTACK RIDE―――CLOCK UP!》
だが、超高速で動き出したディケイドがその間に割って入り、さらにカードを装填する。
《FINAL ATTACK RIDE―――DE DE DE DECADE!!》
黄色のホログラムカードがローズアンデットに伸び、そこに向かってディケイドがライドブッカーを槍投げのように構えてから投げ放った。
ライドブッカーがホログラムを通過するたびにその刀身にはマゼ
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